ようやく体調が回復してきました。現在８割方まで復調してきたというところでしょうか。週末のテニスに向けて毎日しっかり睡眠時間を確保したお蔭です。とにかく風邪を治すには寝るしかないとばかりに寝倒したのが正解でした。お蔭で風邪が治ってきただけではなく、テニスのやり過ぎで体の痛かったところもかなり痛みが治まって快調です。

　ただ当然のことながら寝ているので他のことが何もできませんでした。なにせ仕事よりもプライベートの方が忙しい生活を送っているので、寝てばかりいるとあれこれ溜まっていくばかりで何にも前に進みません。一番ひどかった時はスマホを見る気さえ起きなかったのです。少し元気になっても読書は無理で、テレビを見るのも疲れる感じ。ようやく食欲が少し出てきてから外からの情報を取り入れる元気が湧いてきました。よくあの状態でこのブログをわずかとは言え更新していたものだと我ながら感動します。ほぼ朦朧としながら書いていましたけど。

　人と喋る元気が出てきたのは昨夜くらいからです。それまではかなり無理して必要なことだけ喋っていました。食べる、話す、メールを打つ、テレビを見る、マンガを読む、本を読むなどができるようになって、ようやく音楽をプレイする元気が出てきました。ごく普通のことができるようになるまで、ピアノを弾く気力が全然湧いてこなかったのです。これには我ながら驚きました。

　音楽をプレイするのは趣味であり楽しみです。なのにこれだけ順番が後回しになるということは、それだけ気力と体力を消費しているからです。サックスを吹く、ピアノを弾くのはテニスをするのと同じくらい、もしくはそれ以上の負担が自分にかかっていることを改めて痛感しました。なにせ全神経を集中しないと音楽はできません。鼻歌を歌うようにできればそんなことはないのでしょうが、技術的に拙い僕の場合はテニスよりももっと集中力が必要です。指だって真剣に動かさないとついていきません。まだまだ体が自然に覚えていて反応で演奏ができるというレベルではないのです。

　先生たちからは繰り返し「脱力」することの大切さを言われてきていますが、そういう意味では肩の力が抜けていないのでしょう。まだまだ先は果てしなく長いですが、それだけに楽しみも長いと思って、そろそろ練習を再開するつもりです。