最近「ＳＮＳ疲れ」だという言う人がいます。時々ネット上やリアルでも出会います。これはTwitter、facebook、LINEなどのやり過ぎによって人間関係に疲れてしまうことらしく、体力的な疲れではなく精神的な「気疲れ」が中心だということです。

　昔は現実の人間関係よりもオンラインの方が気楽だと言われていたものです。なにせ電源切ってしまえばそれまで。つきまとわれることもないし、嫌ならそのまま放置して関係を断つことも簡単だと。まだネットが牧歌的な時代はそれで済みましたが、今のようにここまで広まってしまうと、そう簡単にはいきません。Twitterは簡単に炎上するし、facebookはリアルな人間関係と密接に絡むので気を遣います。LINEにいたっては四六時中お互いに行動をチェックし合っているようなものになってしまいました。そりゃ気疲れもするでしょう。

　幸い今どきの若者と違って、オヤジである僕はそこまでＳＮＳに対する依存度は高くないので、あまり疲れるようなことにはなっていませんが、それでも最初の面白がっていた時期を過ぎると、徐々に面倒くさくはなってきています。Twitterは最近あまり読んでいませんし、facebookも友達が「いいね！」した記事がいっぱい載っていると、ほぼスルーです。知らない人がどこかに行ったりご飯を食べたりした話はどうでもいいですから。LINEは手軽なメール以上の使い方は一切していません。グループなんでとんでもないです。

　結局こうしてブログに戻ってきているのも、ネット上での煩雑なやり取りが面倒だからということはあります。それに文章だけではどこまで気を遣って書いてもやはり真意がきちんと伝わらないことが多いですし、これまでどれだけそれで気まずくなったことがあることやらと考えると、あまり関わりたくないなぁと思ってしまいます。ブログもコメント欄を閉鎖しようかと何回も思いましたが、まあ言うほどコメントもつかないので大抵そのままにしてしまいますが。

　まあこういう気分も流れがあって、ちょっとしたきっかけで面倒だったことをまた積極的にやりたくなることもあります。いずれにしてもあまり無理しないことですね。所詮なくたって全然かまわないものなのですから。