幹事クリタのコーカイ日誌2015

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7月24日 ● ワーカホリックな彼女。

 世の中には仕事が大好きな人がいます。これは意外とたくさんいます。仕事嫌いな人からしたら信じられないことでしょうが、「趣味は仕事」という昭和のモーレツサラリーマンみたいなことを言う人が結構な割合でいて、そういう人は「大変だよ」「参っちゃうよ」などと口では言いながら、嬉々として仕事に熱中しています。ほんと、僕にも信じられないんだけど。

 もうかれこれ20年以上の長い付き合いであるMちゃん(女性)もそんな1人で、ごくたまに会ってもいつも仕事の話です。彼女は銀行員からインテリアコーディネーターに転職したので、自分の好きなことを仕事にできた喜びがあって、より仕事にはまっているのですが、話を聞いていると職場はブラック企業そのものです。残業代もつかない裁量労働制らしく、本人によれば「時給換算すると500円くらい」だそうで、とにかくひたすら身を粉にして働いているようです。

 会社にいいようにこき使われて、心身ともに蝕まれていても「お客さんの喜ぶ顔が見たいから」などと言って休日返上で働き続けています。「仕事以外に何もできない」「クリタさんみたいに趣味がほしい」などと言いながらも、自分の労働環境を改善しようという素振りも見えません。「できたら70歳くらいまでは働きたい」「仕事やめたら生き甲斐がない」とも。早くリタイヤをしたい僕からしたら、つくづく信じられないメンタリティです。

 僕は何度も「そんなに働いて体を壊したら意味ないよ」「仕事なんていつかやめるんだから、プライベートをもっと充実させたほうがいいよ」「そんなに働いてばかりいると肌も荒れるし女子力落ちるよ」と言っているのですが、根本的に仕事が好きなんですから僕の言うことなど聞いてくれるはずもありません。仕事である以上は楽しいことばかりではないはずなのに、それでも仕事したいというんだから「洗脳?」「信者?」と僕のような怠け者は疑ってしまいます。

 でも本人が納得して熱中して仕事をしているんだから、他人があれこれ言うものではないし、せいぜい友人としては健康を害さないように、働き過ぎないように忠告することくらいしかできません。こういうのって、本人は幸せかも知れないけど、身近な人間は心配しちゃうんですよね。彼女のお母さんもいつも心配しているそうです。このブログを彼女が読むかどうかわかりませんが、本当に僕も心配しているので、ちょっとペース落としてほどほどにしてください。


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