幹事クリタのコーカイ日誌2015 |
6月24日 ● 大混戦セ・リーグで抜け出すのは? 混戦が続くセ・リーグ。昨日の時点で首位巨人が5割で全チームが勝ち越しなしという史上初の珍事が起きました。今日巨人と阪神が負ければ全チームが借金という更なる珍事になるところでしたが、巨人は負けたものの阪神が広島に勝ったため貯金1となり「大珍事」は達成ならず。惜しいところでした。 こんなことになった原因はもちろん交流戦でセ・リーグ各チームがパ・リーグに大きく負け越したためですが、60試合を過ぎて首位から最下位まで2.5ゲーム差(昨日時点。今日は3.5差に広がりました)以内にひしめくという「どんぐりの背比べ」状態もまたこの異常事態に拍車をかけている原因です。 どこも抜け出せないのはお互いに決め手を欠いているから。戦力的に優位と思われた巨人に故障者や不調者が続出しているし、他のチームでも外国人選手が怪我などで出ていなかったり、主力選手が欠けて代わりの選手がヒーローになってもその調子を維持できなかったりという感じで、どこも好調になっても長続きしません。 このままオールスターまでは混戦状態が続きそうな予感がしますが、オールスター休みで戦力を整えて調子を上げたチームが一気に夏場から秋の勝負時に抜け出しそうな感じです。それがどこになるかは今のところ予測が難しいですが、やはりここまで主力選手が絶不調ながら上位をキープしている巨人が一番優位。次に投打ともに不調でも首位に立った阪神でしょう。 それ以外の4チームはやはり少し地力が劣る感じです。ヤクルトは個々には素晴らしい選手が多いのに投打がかみ合わず、DeNAは前半の飛ばし過ぎの反動が出ている感じ。広島もなかなかエンジンがかかりません。そして我が中日は故障者が戻ってきたにも関わらず、シーズ当初に調子の良かった選手たちがダメになってきたので勢いがつきません。 どこのチームも同じですが、起爆剤になるような選手が現れると、一気に波に乗れそうです。なにせこのゲーム差ならちょっと連勝すれば一気にスパートをかけたように差をつけられます。各監督もそういう選手が出てくるのをジリジリとしながら待っていることでしょう。 |