幹事クリタのコーカイ日誌2015

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4月22日 ● これから心配な「水曜歌謡祭」。

 この春、フジテレビが気合を入れてスタートした歌番組「水曜歌謡祭」。歌番組好きな僕としてはとりあえず見ておかなければと、先週の初回2時間スペシャル、そして今日の第2回と見ましたが、これはかなり厳しいことになりそうな予感がします。早々にテコ入れ、そして効果がなければ打ち切りという憂き目にあうかも知れません。

 この番組は毎週生放送で豪華アーティストたちがコラボして過去の名曲を歌うというコンセプトですが、コラボで名曲カバーというのは大昔ならいざ知らず、今ではすっかり手垢のついた手法で珍しくもなんともありません。豪華と言っても、実際にはジャニーズとAKBグループと一発屋とプロモーション中の新人ばかり。しかもジャニーズはNEWSの増田だし、AKBグループも乃木坂がメイン。失業救済と売り込みで構成されている出演者を豪華と言うのはちょっと違うような気がします。

 取り上げる歌は80年代、90年代が中心ですから喜ぶのはアラフォーでしょう。出演者の顔触れを見ても若い視聴者は最初からターゲットではないことは明らかですが、そんな歌番組を水曜夜8時台に生放送でやっていてフジテレビは大丈夫なのかと心配になってきます。テレビ東京ならありっちゃありですけど。

 司会者がまたアンジャッシュの渡部健と森高千里。もちろん目玉は森高なんでしょうが、特に喋れるわけではないので進行は渡部がメイン。ただお笑い芸人の渡部が進行では面白さが発揮できていません。森高が目玉なら進行役にフジの局アナを配して、渡部が茶々を入れる役回りにした方が良かったのではないかと思います。

 また森高はつまらないアシスタントをするばかりで全然歌いません。これも宝の持ち腐れ。ミニスカートを履かせて歌わせてナンボでしょう。和田アキ子が今さら「私がオバサンになっても」と歌っても笑ってしまうばかりです。

 とにかく誰が見て楽しいのかよくわからない歌番組です。老若男女を楽しませたいとあれこれ詰め込んだのでしょうが、そのせいでコンセプトがボケてしまい、誰が見てもピンとこない仕上がりになってしまいました。もっと遅い時間に移行して、取り上げる曲ももっとマニアックにしていけば、もう少し面白くなるのではないかと思いますが、まずMC2人を交代させるか、誰か刺激的な人間を加えるかした方がいいでしょうね。


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