幹事クリタのコーカイ日誌2015

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4月7日 ● 開幕10試合。

 プロ野球もおおよそ開幕10試合が終わりました。セ・リーグは全チームが仲良く10試合終了をしていますが、パ・リーグはまだ10試合に達していないチームもあります。それでも開幕直後のスタートダッシュはどこが決まったか、またどこがコケてしまったかはわかります。

 開幕前の解説者の予想を大きく裏切っているのが中日と広島です。中日は開幕3連敗の後の7連勝。まさかの展開です。今となって振り返れば、開幕阪神3連戦も全て競り負けだったわけですから、チーム状態は悪くはなかったのでしょう。歯車がちゃんと噛み合えば強かったわけです。と言っても、7連勝中も接戦が多いので、圧倒的に強いわけではありません。かつての黄金時代のように接戦をきちんと勝ち抜いているだけですが、それが中日の野球なのですから、この勝ち方が定着すれば今季はまだいけるかも知れません。

 逆に広島が泥沼に陥っています。マエケンが残り黒田が帰ってきたことで思いっきり盛り上がりましたが、いざ蓋をあけてみれば貧打に泣いています。黒田効果を期待したのでしょうが、やはり投手は1週間に一度しか投げませんから、なかなかチームを上昇気流に乗せるのは難しそうです。それにしても広島だけ借金生活というのは、さすがに予想外だったことでしょう。

 不思議なのはヤクルトです。数字の上ではチーム防御率が1.52でダントツの1位、チーム打率もリーグ3位とそこそこで、34得点17失点とバランスが取れているのに、ここまで5割。首位でもおかしくない数字を残しているだけに、このまま投手陣が踏ん張っていれば、もともと強打が売りのチームだからもっと上がってくる可能性があります。

 パ・リーグは日本ハムが勝率8割とロケットダッシュ。代わりにオリックスが勝率2割とボロボロです。オリックスは大補強をして今季は優勝候補にも挙がっていたのですが、期待された打線が湿りっぱなしです。糸井、李、T-岡田、小谷野ら主軸が揃って絶不調。中島だってようやく.250ですから好調とは言えません。打線は水物ですから、いつ強力打線が火を吹くかわかりませんが、この大コケは痛いでしょう。

 ちなみにセとパの優勝候補筆頭である巨人は5勝5敗、ソフトバンクは5勝4敗1分と手堅くきています。特に巨人は打てない守れないの悲惨な状況ながら5割をキープしているあたり地力があるなと感じます。


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