幹事クリタのコーカイ日誌2015

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3月30日 ● 血液型占いの洗脳力。

 とあるアラフォーの女性と話をしていたところ、彼女が典型的なB型だという話になりました。思いつきで話すから話題はあちらこちらにすぐ飛ぶ、予定は基本的に立てない、事前に準備もしない、行き当たりばったりで行動する、宿題はギリギリまでやらずに置いておく、イヤなことがあってもすぐに忘れる、約束はドタキャンするし、されても気にならない、待ち合わせは大抵遅れていく、流されるままに行動する。僕からしたら全く正反対の性格です。とてもまともに付き合えません。

 ただここまで清々しいほどにB型的な行動をとるというのは、もしかしたらB型らしく振る舞うことをいつの間にか無意識にやっているのかも知れないと思いました。もちろん血液型占いは信じていませんが、世の中には相変わらず信じている人もたくさんいます。そういう人は大抵こうした一部の例をとって「ほら、当たってるじゃん」と主張しますが、信じたいから信じている人に何を言っても無駄なので、最近はあまりとやかく言わないことにしています。

 この女性のあまりにも典型的なB型的行動は、本人がB型であることを意識しているからこそ、よりその部分が強化されているのではないかと思うのです。人間の誰もが持つ部分をクローズアップしてデフォルメしていけば、血液型占いのような行動を取るようになることは可能だと思います。ましてB型で言われているような性格は特に努力が必要ないものですから、いい加減な行動をしても「だってB型だから仕方ない」と自分にも周りにも言い訳できるので楽でしょう。

 この女性も仕事の時は随分ときっちりしっかりしています。本人も「モードを切り替える」と言っていますから、どちらが本当の性格かなんてわからないし、どちらも本人なのだと思います。人間にはいろいろな面があり、それを血液型占いはうまく分類して当てはまるように言っているだけだし、また信じている人もそれに洗脳されて合わせて行動しているんだろうと思えます。

 かく言う僕も典型的なA型だと言われることがありますが、それはA型的な側面ばかりを見ているだけの話で、いい加減なところはとてもいい加減だし、もしO型だとかAB型だとか言われても納得させるだけの要素は自分の中にあります。ただ「洗脳」されてしまっている人は、そういう風に振る舞うのだとしたら、血液型占いが当たっているように思えるのも無理はないなと思うし、他人の行動を予測する時にはある程度有用かも知れません。もちろん血液型占いは「レッテル貼り」であり、差別につながることだけは自覚的であって欲しいですけどね。


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