幹事クリタのコーカイ日誌2015

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3月12日 ● 関西弁は関西人に。

 いま放送中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「マッサン」もいよいよエンディングが近づいているようですが(実は見てない)、今秋スタートの次々期作「あさが来た」のヒロインに波瑠が決まったそうです。「あまちゃん」以来、「ごちそうさん」「花子とアン」「マッサン」と朝ドラはずっと高視聴率が続いていて、次回の「まれ」やこの「あさが来た」のスタッフはかなりのプレッシャーだと思います。

 もっとも僕は逆にどんどん見なくなってしまいました。「あまちゃん」は録画して全部見ましたが、「ごちそうさん」は最初の2週間で挫折、「花子とアン」は3日で挫折、そして「マッサン」は1回しか見ていません。やはり朝ドラが好きなのではなく「あまちゃん」のクドカンワールドが好きだったんだなと改めて実感しました。

 で、「あさが来た」ですが、今回朝ドラでは初めて幕末からのスタートだそうです。大抵朝ドラというと第二次世界大戦を挟む大正から昭和が舞台のことが多いのですが、戦争があることでドラマが盛り上がるのはわかりますが、僕はどうもあの戦前の暗い時代のテンプレ的描写が嫌いでして、その点「あさが来た」は幕末から明治時代が舞台だし、脚本も大森美香なので、きっと明るいドラマになりそうで興味が少しわいています。

 ただ大阪が舞台で京都出身のヒロインなのに、東京出身の波瑠を起用したのはいかがなものかと思います。いつもドラマや映画のキャスティングで思うことですが、方言を喋らせるなら主要なキャストはぜひ地元出身の役者を起用してもらいたいと痛切に思います。もちろん役者の絶対数が少ないような地方が舞台なら仕方ありませんが、それでも「あまちゃん」では東北出身の俳優陣を多く起用していました。ましてやこの作品は関西弁です。どれだけ方言を勉強したところでネイティブにはかなわないのですから、いくらでもいる関西出身の女優をヒロインに選んでほしかったと思います。

 もしかしたら興味を持って見はじめても、ヒロインの拙い京ことば、船場ことばに馴染めずに挫折するかも知れません。名古屋人の僕がそう感じるようなら、さぞかし関西人には違和感ありありでしょうね。


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