幹事クリタのコーカイ日誌2014

[ 前日翌日最新今月 ]

12月22日 ● てもでもの涙。

 昨日、通っているミュージックスクールを運営しているS楽器の店頭イベントでデモ演奏をしました。曲は先月の発表会と同じレ・フレールの「エンドロール」です。毎月、スクールのインストラクターや講師がスクールへの勧誘や販促のために演奏会をしているのですが、それに生徒代表として出演してピアノを弾いたのです。もちろん、技術的に優れているから代表なのではなく、単に出たがり目立ちたがりだと思われての出演依頼だったわけですが、ホイホイと引き受けたのですから思惑通りと言わざるを得ません。

 僕としてはMちゃん先生に頼まれたらイヤとは言えないし、今までにないシチュエーションで演奏するのが楽しそうということとは別に、少しでも度胸をつけるためという目的もありました。これまで何回も人前で演奏してミスを繰り返してきてわかったことは、「場馴れ」が大事ということです。経験を積むことで練習に近い本番ができるようになります。練習でいくら上手に演奏できても本番でグズグズでは仕方ないのですから。

 もちろん、練習でできないことは本番でもできないので、発表会から1ヵ月かなり練習を重ねました。1ヵ月前よりも当然進歩もしています。苦手だった細かくて速いところも指がついていけるようになったし、Mちゃん先生との息もさらに合ってきました。繰り返しお手本も聴きこみ、本番で弾く店頭のピアノでも店が終わる時間に練習のために弾かせてもらいました。

 ところが。やはり慣れない場所での演奏は緊張マックスです。店頭での演奏会は、発表会のように生徒の演奏を優しく暖かく見守ってくれる空気ではありません。クリスマス前に混雑している店内、さまざまなお客さんの前で期待も歓迎もされていないザワついた雰囲気の中でいきなり演奏をするというプレッシャーは想像していたよりも大きく自分にのしかかってきました。

 指は硬くなって動きが悪いし、Mちゃん先生の音もいつもほど聞こえません。発表会での演奏よりはマシでしたが、それは練習でできているレベルが低かったから。本番での達成度はあまり変わらず50点くらいでした。どんなに頑張っても、どんなに好きでも、やっぱりできない時は残念でがっかりします。ただ、毎回リベンジの気持ちは残るので、失敗も前向きにとらえるようにはしていますが。

 ちなみに「てもでもの涙」とはAKB48のファンの間では有名な曲のタイトルです。意味が気になる方はネットで調べてみてください。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」