幹事クリタのコーカイ日誌2014

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8月31日 ● 上達するためのちょっとしたヒント。

 昨日はサークルで久しぶりに山本麻友美プロによるレッスン会を開催しました。サークルのメンバーに事前に告知して、希望者が1人ずつ個別に自分の教えてもらいたいことをレッスンしてもらうのですが、昨日はHさんがバックボレーとスマッシュ、Sさんがバックハンドでのリターン、Yさんが平行陣のボレーボレー戦での戦略でした。それぞれについて山本プロが本人の力量を見ながらアドバイスをくれました。

 もちろんたった一人あたり10分そこそこのレッスンで全てが解決するわけではありませんが、少なくともその10分の間にプロからその人に合わせたヒントを貰っているのですから、後は自分がどこまでそれを消化して身につけられるかというのがポイントになります。人に教えてもらうというのは結局教えられる側の理解力と柔軟さ、覚えていられるかにかかっています。同じように教えられても、受け手次第でその後に大きな差がつくのです。

 なかなか上達しない人は、いろいろな言い訳をします。年齢のせいにしたり、運動神経や体力のせいにしたり、環境のせいにしたり。時には教える人が悪いとまで言い出す場合もあります。もちろん言い訳することが一概にダメとは思いません。アスリートを目指しているのならともかく、趣味でやっていることなのですから、苦しい思いをして上達するよりも、下手なままでも単純に楽しめれば良いという考え方もありです。

 問題はバランスです。上達することばかりに意識が向いてしまうと、自分で自分にプレッシャーをかけてテニスすることが苦しくなってしまいますし、全く向上心がないと、やり甲斐を感じられないし、上達していく周りとの温度差を感じて楽しさが半減してしまいます。長くテニスを続けている人は、そのバランスの取り方が上手だと思います。楽しみながら上達することが、趣味としてのテニスを長続きさせるコツのような気がします。

 ちょっとしたきっかけを掴めば自分でも驚くほど変わることがあります。プロからもらったヒントをうまく生かせれば、さほど苦労しなくても上達できるかも知れません。プロが教えてくれることの多くは頭の使い方だったり、考え方だったりするからです。長時間かけてヘトヘトになるまで反復練習をしなくても上達できる部分です。だからなるべく多くのメンバーにレッスンを受けてもらい、ちょっとしたことに気づいてテニスが簡単にランクアップしてくれたら良いなと願っています。


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