幹事クリタのコーカイ日誌2014

[ 前日翌日最新今月 ]

6月20日 ● セクハラ野次議員をさっさと処分せよ。

 東京都議会で、晩婚化や晩産化の対策について質問した塩村文夏都議が、「お前が早く結婚すればいいじゃないか」「産めないのか」などと男性都議から野次を飛ばされた一件。そのあまりのレベルの低さに呆れるばかりですが、野次を飛ばしたと思われる自民党都議団は、その都議を特定しない方針だとか。これは対応としてはあまりにも稚拙だと思います。

 そもそも今の日本の抱える諸問題の多くは少子化が根本的な原因にあります。今さら手遅れ感もありますが、それでもとにかくいろいろと対策を立てていかないと、ますます少子高齢化が進み日本社会が立ち行かなくなることは間違いありません。内需は減り続け、経済は停滞し、年金は貰えず、死ぬまで働き続け、それでも人手も足りないので外国人移民を受け入れる。文化や技術の継承者は途絶え、モラルも下がり、二流国家に転落。これらはすでに20年くらい前から予測できていたことなのに、ここまで有効な手立てを政治が打ってこなかったことから引き起こされる確定的な未来なのです。

 そのためにどうすべきなのかを、今まさに真剣に考えなければならない政治家が、よりにもよってこんな程度の低いセクハラ発言をし、さらにそうしたバカ議員を庇って政権与党が処分もしないとは。いったい自民党はどこまで図に乗って有権者を舐めているのかと呆れ果てるばかりです。「自民の議員が述べた確証はない」などと言ってるらしいですが、そんなものはすぐに調べればわかること。後になって特定されて火だるまになるよりは、さっさと自分たちで身内の恥さらしを処分した方がどれだけリスクマネジメントとしては上策なのかわからないのでしょうか。

 それと舛添都知事も野次を聞いて笑みを浮かべていたらしいですから、議会も議会なら知事も知事です。結局こんなアホしか選べなかった東京都民がアホなのか、それとも選択肢がこれしかなかったから不幸なのか。東京の「お・も・て・な・し」の心はどこへやら、ですね。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」