幹事クリタのコーカイ日誌2014

[ 前日翌日最新今月 ]

6月4日 ● 女子力の高いサックス。

 昨夜はサックスプレーヤーの小林香織のライブを聴きに名古屋ブルーノートに行ってきました。小林は美人サックスプレーヤーとして有名で、日本のみならずアジアでも人気を博しています。僕は写真で見る限りは好みの顔ではないなぁと思っていたのですが、実際に見ると素のご本人の方がむしろ好みでした。と言うのも、写真では「美人」に作り過ぎていて、生の姿を見るともっと気さくな感じのお姉さんだったからです。このあたりは好みの問題だからどちらが良いというものでもないですけど。

 演奏する姿は美人で売っているだけあって「女子力」最強、アイドル性の高さが際立っていました。白いタンクトップにデニムのホットパンツ、白いブーツという露出度の高さも、腰を振りながら演奏する可愛らしさも、「さすが」というべきものでした。雰囲気としてはかつての大塚愛です。ここまできちんとステージでパフォーマンスできていれば、そりゃあ人気も高いよなぁと思う反面、そろそろ年齢的に(32歳)この方向性を維持していくのはきついんじゃないかなと余計なお世話的心配もしてしまいました。

 さて、肝心の演奏の方ですが、これまた女子力の高い可愛げがあるプレイ。今回は新しいアルバム「SPIRIT」の曲が中心だったのですが、そのアルバムのコンセプトが「和」だそうで(津軽三味線の浅野祥がゲストでした)、かなりJ−POPを意識した作りになっています。そのためにジャズやフュージョンというよりは、ポップ、ロック方向に振っていて、聴いていてもわかりやすく、本当は歌詞がついているのではないかと思えるほどに歌謡曲的なものもあり、つくづく大塚愛だなぁと。もちろん上手いんですけど、それだけではない個性がきらめいていました。

 これまで何人もの有名サックスプレーヤーをブルーノートで聴いてきました。一流プレーヤーばかりですから、誰もがジャズを楽しく聴かせてくれましたが、よりポップでカジュアルでカラフルな小林香織は、「聴く」だけではなく「見る」部分も楽しめるアイドル的存在なんだと改めて痛感しました。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」