幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月16日 ● 夏場所序盤。

 大相撲夏場所が始まっています。新横綱の鶴竜がどんな相撲を見せるか、大関挑戦の豪栄道はどうか、という見どころはありますが、なにより一番楽しみなのはやはり遠藤の成長ぶりです。今場所からようやく髷を結えるようになった遠藤はまだ初土俵から8場所目。先場所は負け越しましたが、将来の横綱になる器なら一度壁に当たったからこそ、今場所は大きく巻き返してきてほしいところです。

 5日目までの遠藤の相撲ぶりは合格点。ここまで4勝1敗と良いスタートを切りました。なにより鶴竜を正攻法で寄り切った金星が光ります。相撲の巧さとスピードを兼ね備え、しかも気風がいいところが若武者らしさをより際立たせています。稀勢の里の輝きがくすぶりかけている今こそ、遠藤に久々の日本人横綱を期待したいところです。

 上位陣に目を転ずると、琴奨菊が2敗していますが、それ以外の横綱大関は1敗、そして白鵬はさすがの全勝。5日目で単独トップに立った白鵬を誰が追いかけていけるのか、中盤戦で取りこぼさないで上位対決まで生き残れるのは誰なのか、今後の展開を楽しみにしています。

 最後に大関昇進をかけている豪栄道。ここまで1敗と、これも上々の滑り出しですが、今場所後の昇進を考えると痛い1敗ではありました。直近2場所で20勝ですから、今場所13勝がラインになります。上位陣との対戦をするまで、これ以上もう星は落とせません。ただ先場所が12勝ですから今場所は最低2ケタ勝っておけば次に十分つながります。あまりプレッシャーを自分にかけないで今のペースで土俵に上がれば自ずと結果はついてくるのではないかとも思います。2年以上関脇の地位を維持し続けているのですから、地力は十分。後はチャンスを逃がさないことだけです。


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