幹事クリタのコーカイ日誌2014

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2月23日 ● 体をコントロールすること。

 運動神経が良い、というのは頭でイメージした通りに体がコントロールできることです。見たらそのまま真似できる人は運動神経が良い人です。そういう人は何をやらせても器用にこなしますし、お手本どおりにできるので動きがキレイです。これは子どもの頃にそういうトレーニングをしっかりやって頭と体の回路を繋いでおかないと、なかなか大人になってからはうまく体をコントロールできません。だいたい10歳頃までに完成するそうですから、幼児教育は英語も大事かも知れませんが、幼い頃にしっかり外遊びをさせておくことも大事だと思います。そうじゃないと転んだ時に自分の身も守れないような人間になってしまいます。

 ところで当然のことながら、年を重ねるとこの運動神経の良さも維持できなくなってきます。と言うか、それを支える部分が衰えてきていて、自分のイメージした通りに体が動かなくなってくるのです。僕も50歳を超えてからこっち、テニスをしていてこのイメージとのズレに少しずつ悩まされるようになってきました。原因はいくつか考えられます。ひとつは反応速度が落ちてきていて。パッと体が素早く動かないのです。もちろん同年代の運動を全くしていない人よりはまだ反応は速いだろうと思いますが、自分の10代20代はおろか、40代と比べても動きが遅くなってきた気がします。

 もうひとつは柔軟性の衰えによって、イメージしたフォームを作れなくなってきたせいもあります。だんだんとマリオネットのようなギクシャクした動きになってきていて、自分でもそうじゃないと思うのですが、どうにもなりません。テニスで言えば、反応速度の衰えはボレーのミスになりますし、柔軟性の衰えはサービスのパワーダウンにつながっています。

 テニスだけではなく楽器を演奏していても、リズムに遅れたりすると同じことを感じます。イメージ通りに指が動かないもどかしさを感じています。サックスもピアノももっと若い頃から始めておけば良かったとつくづく思っていますが、若い頃からやっていったら加齢とともにもっと衰えをはっきり感じてイヤになってしまうかも知れないので、生涯楽しむ趣味としてはどっちもどっちかも。ただ演奏は年を取ると味が出るという部分もありますから、テニスよりは年寄りであることを嘆く必要はないのかも知れませんが。


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