幹事クリタのコーカイ日誌2013

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12月11日 ● ボーナスから夢が消えた。

 サラリーマンにとって待ち遠しいボーナスシーズン。しかし世界に冠たる大トヨタさまならともかく、多くの企業ではもはやそんな大盤振る舞いはないでしょう。まして我々のような50代社員はコストカットのターゲットになってボーナスは減額に次ぐ減額の連続です。実際、僕のボーナス額も名古屋バブルに沸いた200年代前半を頂点に下がり続けていて、いまやピーク時の半分程度になっています。

 まあまだ貰えるだけありがたいのですが、昔のようにボーナスが出たらアレを買おうとか、どこか旅行に行こうとか、そういう夢のある使い道は一切考えなくなりました。なにせ子どもの学費と住宅ローンのボーナス払いですでに足が出ますから。と言うか、月々の赤字補填分もあるので、それを含めたら実質的にはボーナスが出た途端にマイナスです。とりあえず娘が大学を卒業して学費がなくなるのを今か今かと待っている状態です。

 いま思えば昔は本当にボーナスに夢がありました。子どもがまだ小中学生だった頃なんて教育費なんてタダ同然でしたし、毎月の遊興費による赤字を補ってもまだいろいろと買えるなぁとワクワクしたものです。なぜあの頃にもっと堅実に貯金をしておかなかったのか、せめて住宅ローンの繰り上げ返済をしておかなかったのか、今となってはまさに後の祭り、後悔先に立たず。アリよりもキリギリスな生き方を選択したツケが回ってきています。

 これから先を考えればますます年収は下がる一方。退職金も年金も今の水準より下がることでしょう。そうなると今からだって生活を縮めて堅実に暮らせば良いのに、これがまた難しいのです。生活必需品はもちろん、食事や趣味に使うお金もなかなか簡単には減らせません。日々の生活の質を下げるのは困難です。それでも服や靴はブランド品は買わない、もしくはアウトレット専門。家電やクルマは寿命が来るまで買い替えない、旅行はクルマで行ける近場に出かけるだけ。要は大きな出費を我慢して、昔よりはかなり支出を抑えることができています。

 子どもが自立するのと、自分の給料が激減するのと、どちらが先か、まだしばらくはチキンレースが続きそうです。



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