幹事クリタのコーカイ日誌2013

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10月10日 ● 中日の新監督人事。

 中日の新監督人事が発表されました、と言っても「就任要請」ということですが、中日スポーツが報道しているので、まず間違いない人事でしょう。谷繁が選手兼任監督となり、落合が中日として初めてのGMに就任するということです。実はこの体制、僕と会社の同僚のN脇さんとで「理想的」と言っていたカタチです。

 なぜこれが「理想的」なのか?まず勝つことを考えたら落合が一番でしょう。ただ彼は健康上の不安を抱えているし、2年前に「客を呼べない」という理由で実質的にクビになっているのに、ここでまた監督返り咲きというのは難しい。だったら落合をGMに就任させて若返りが急務のチーム作りの根幹から携わらせ、将来的な監督候補としては落合も推している谷繁を兼任監督にさせ、それを落合にバックアップさせる。野村の持つ通算出場試合数更新に意欲を燃やす谷繁を今は無理やり引退させられないから、これなら谷繁も納得します。

 しかもこの体制は落合と谷繁のどちらも中日に残せるのでライバルの他球団に2人を取られるリスクもありません。落合は巨人、谷繁はDeNAが当然狙っていることでしょうから、当分は流出を防ぐこともできます。さらに監督になる以上、谷繁も自分の後継者を育てなければなりません。長期政権含みでしょうから若返りも落合GMと一緒に図っていくことでしょう。もちろん注目度は抜群です。「勝つ」「流出防止」「世代交代」そして「客を呼ぶ」の一石四鳥の好手なのです。

 しかも白井オーナーは落合とケンカをしていた坂井球団社長を更迭しました。「反落合派」を一掃して、これで落合は十分に腕をふるえる環境が整ったわけです。あとは小うるさい中日OB会ですが、こちらはミスタードラゴンズの高木守道に泥をかぶらせたのですから、これ以上ガタガタ言う資格はありません。落合の後に誰が引き受けたって勝てはしません。それがわかっていながら「親落合」でありながらOB会会長でもある高木が敢えて全ての泥をかぶってくれたからこそ、今回の一石四鳥の好手が成立しました。白井オーナーも落合も「モリミチさん」に感謝して、ぜひとも今後も丁重に扱ってほしいものです。

 さて、今後はさっさと人事をまとめて来季への補強に乗り出してほしいものです。先発投手も足りないし大砲もいません。レギュラー陣の世代交代は急務です。ドラフト、トレード、外国人。どう補強していくのか、落合GMの手腕に期待します。



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