2020年の五輪が東京に決まったばかりですが、その２年後の2022サッカーＷ杯はカタールで開催することがすでに決まっています。五輪の時ほど騒がれませんでしたが、この2022年開催国にも日本は立候補していてあっさり落選。まあ2002年の日韓共催から間もないことだし、無理じゃないかなとみんな思っていたせいもあるでしょう。

　ところがＦＩＦＡのプラッター会長が「カタールでの開催は間違いだ」と言い始めたそうです。夏のカタールは最高気温が40度を超え暑過ぎてサッカーをやる環境じゃないと今ごろになって気づいたとか。どれだけ大雑把な決め方してんだよ、と突っ込まずにはいられません。そんなこと誰でもわかることじゃないのかと。

　カタールは冷房を入れて対処するとか言っているようですが、競技場は冷房できても国全体には冷房をかけられないので、これはＦＩＦＡの医事委員会が危険であるとして“ドクターストップ”をかけ却下。冬に開催するということも考慮したようですが、欧州リーグが佳境に入っている時期は無理。夏はシーズンオフだからＷ杯が開けるのですから。

　こうなると開催地を再検討するという可能性も出てきます。カタールに決まった時に立候補して落選したのは日本、韓国、アメリカ、オーストラリア。日本としてはオリンピックの２年後にＷ杯となればもうお祭り騒ぎになりますが、ちょっと間が短すぎて大変かも。もちろん「オリンピック後」の落ち込みを回避するには良いかも知れませんが、今さらその気運が盛り上がるのでしょうか。個人的には老い先短いので楽しみはどんどんやってきた方が良いですけどね。