幹事クリタのコーカイ日誌2013

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6月20日 ● いつまで二刀流でいくのか。

 一昨日の広島戦に日本ハムのルーキー大谷が「5番・投手」で先発しました。二刀流の本格デビューです。ただ残念なことに投手としては4回で降板。打者としては3打数1安打1打点。こちらはまあまあというところでしょうか。

 ここまでの大谷を見ていると、投手としては期待値を下回っています。もちろん期待しているレベルが高卒新人の松坂やダルビッシュ、田中クラスを想定しているからですが、今のところ松坂以下ですが、ダルやマーに比べたらどっこいかなと。ちなみに阪神の藤浪は松坂以下ながらダルやマーよりは上という感じがします。もちろん現状ではです。将来はわかりません。

 ただ大谷がこの程度なのは解説者たちが口を揃えて言っているように「二刀流による練習不足」という感じがします。投手専任ならもっと走り込んで下半身を鍛えてスタミナも作って微妙な制球力もついたのでしょう。さすがに高卒ルーキーが練習不足で通用するほどプロは甘くないということです。

 打者大谷は合格点です。3割を超える打率を残しているし、しかも二塁打が多い。流して二塁打を打てるというのは打者としての非凡さを象徴しています。打者としても練習不足なのでしょうが、それでも通用しているということは、それだけ打者としての素質が上回っているという証明だと思います。

 二刀流は確かに野球マンガのような夢です。その夢を本気で本人が追いたいならやらせれば良いと思いますが、どちらかに絞ればもっと素晴らしい活躍は間違いないでしょう。それに将来有望な10代の選手に過度な負荷をかけて故障されたら困ります。いつまで二刀流でいくのか。今年いっぱいか来年も再来年もなのか、ずっとなのか。客寄せパンダとして大谷を扱うのではなく、真のスターに育てるためにはどの道がベストなのか、日本ハム首脳陣の英断を望みます。



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