ようやく富士山が世界遺産に登録されることになりそうです。日本の象徴と言えば天皇よりも富士山と言うくらい、象徴的な山なのに、これまで世界遺産に登録されていなかったのが不思議なくらいです。自然遺産としては開発され過ぎていてゴミが問題になったとかで文化遺産に切り替えての登録という作戦変更が功を奏したカタチですが、まあどちらであるにしても富士山は富士山。良かったと思います。

　残念ながら鎌倉の方は不登録という勧告を受けてしまったので今回は取り下げることになるそうですが、日光や平泉がＯＫで鎌倉がＮＧという基準がいまひとつ理解できません。文化遺産として京都がダントツ、奈良が２番手というのはわかりますが、鎌倉が日光や平泉に劣るとは日本人の感覚ではわかりづらいです。

　さて、富士山が世界遺産に登録されればこれで日本では１７番目。この１７の世界遺産のうちいくつ行ったことがあるか数えてみました。北から知床×、白神山地×、平泉×、日光○、富士山○、白川郷○、京都○、奈良○、法隆寺○、熊野古道○、姫路城○、石見銀山×、原爆ドーム○、厳島神社○、屋久島×、琉球○、小笠原×。１１個所は行っていました。行ってない６個所は交通が不便なところばかり。白神山地や屋久島、小笠原などは一生行く機会がないかも。

　今年は夏休みを利用して石見銀山か平泉のどちらかには行ってみたいと思っています。いま交通手段を検討しているところですが、平泉は飛行機で行くのが一番速くて楽そう。仙台や松島観光と組み合わせるために現地でレンタカーかなと。石見銀山はできたらクルマで行きたいと思っていますが、名古屋からだとかなり距離はあるのでロングドライブになります。こちらは松江や出雲と組み合わせることになりそうです。

　東北と山陰は僕にとっては未踏の地なので、世界遺産を目指してと旅行するというのは良いきっかけになります。本当は海外の世界遺産を目指したいところなんですが、なにせ先立つものが乏しくて。それに海外の世界遺産は数が多すぎて行ってないところだらけだからとても絞り切れませんしね。