幹事クリタのコーカイ日誌2013

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月16日 ● 新ローマ法王。

 ローマ法王ベネディクト16世の引退により新たにコンクラーベで選ばれたホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿がフランシスコ1世として新ローマ法王になることが決まりました。ヨーロッパ以外からでは1300年ぶりとか、南米出身では初めてとか、今やカトリック教徒の4割は中南米在住だとか、日頃あまり触れることのないカトリックについての知識がこの機会に増えました。スペインやポルトガルがかつて中南米を侵略した歴史がある以上、かの地域にカトリックが多いのは当然ではあるのですが、それにしてもそこまでとは思いませんでした。

 ところでtwitterで@kous37さんの呟きを読んでなるほどと思ったのですが、フランシスコ1世の「1世」は最初から「1世」と名乗るものなのでしょうか?と言うのも、今後フランシスコ「2世」が登場することが前提でなければ1世を名乗る必要はないわけで、そのあたりはどうなっているのか、ちょっと疑問に思ったわけです。

 例えば日本の歌舞伎や落語、大相撲でも良いのですが、「十二代市川団十郎」とか「六代桂文枝」、「三代若乃花」とかも、最初の人は「初代」と名乗っていたわけではありません。名を継ぐ人が現れて初めて「○代」と名乗るわけです。「初代白鵬」とは現時点では誰も言いませんし、本人も名乗りません。

 ヨーロッパの「○世」の場合も、最初から名乗るのが慣例だというのならわかりますが、多分違うと思うんですよね。エリザベス1世だって、当時は単に「エリザベス女王」だったろうし、ナポレオンもそのままナポレオン、アルセーヌ・ルパンだって、モンキーパンチが「ルパン3世」を描かなければ決してルパン1世にはならなかったはずです。

 でもすでにメディアは「フランシスコ1世」で統一されているようですが、今後呼称に変更があるのか、このまま「1世」付きでいくのか、ひそかに注目していようと思っています。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」