幹事クリタのコーカイ日誌2013

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3月13日 ● 稼ぐ、貯める、使う。

 世の中のほとんどの人はお金が好きですが、その「好き」の種類が違うということを考えてみました。大別すると3パターンあると思います。すなわち、お金を「稼ぐ」ことが好きな人、「貯める」ことが好きな人、「使う」ことが好きな人です。もちろん稼がなくては貯めることも使うことも存分にはできないのですが、一番興味がある部分はどこかで分けられるなと思いました。

 「稼ぐ」ことが好きな人は、商売好きな人です。お金自体に執着があるわけではなく、稼いでいる自分が好き。新しいビジネスアイデアを考えて、それが見事に当たったりすると大満足です。ビジネスでゲームをしているようなもの。それで稼いだ金をどうするかというと、またそれを資金に新しいビジネスで稼ごうとします。お金持ちになれますが、意外と自分がどれほどのお金を持っているかは興味がないし、そのお金で遊んだり何か買ったりすることにも大して意欲が湧かないようです。

 「貯める」ことが好きな人はコレクターです。お金をコレクションしていると考えても良いでしょう。自分の資産が増えていくことが好きで、とてもお金に執着してはいるのですが、お金を何か別の価値と交換する気はありません。そこそこ稼ぐことは大事ですが、なにをして稼ぐかは興味がありません。お金が増えること自体が喜びですから、もちろん遊びにも使いません。お金持ちだけど質素な生活をしています。

 「使う」ことが好きな人。多分世の中にはこのタイプが一番多いことでしょう。ただ僕が想定しているのは、とことん使いたい道楽者です。いつでも「何を買おう」「どこへ行こう」ばかり考えています。「金は天下の回りもの」だと思っていますから、稼ぐことにも貯めることにも興味がありません。だいたいロクな人生を送らないのがこのタイプです。稼いだ金以上を使おうとするから、借金まみれの人生です。

 どれが良いかと言えば、恐らく世間的には「稼ぐ」ことが好きな人でしょう。ケチケチしないお金持ちですから。ただ個人的に僕が興味を持つのは「使う」ことが好きな人です。特に常軌を逸した突きつめた人。道楽者。ロクな人生は送りませんが、友達として見ている分には本当にバカで面白い奴が多いです。景気回復のためにはお金をどんどん回していくことが必要。みんな「貯める」人になっている昨今の日本ですが、なんとかもっと財布の紐を緩めさせないと日本の景気は本格的に回復してこないと思うので、「使う」人にもっと頑張って欲しいです。



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