幹事クリタのコーカイ日誌2013

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3月9日 ● 井端が神になっている。

 ある程度の苦戦は予想していましたが、ここまで大変な試合になるとは思わなかったWBC第2ラウンドの台湾戦でした。常に先制されて、それを追いかける展開。よくぞ逆転勝ちしたものです。投手陣がこらえきれないのが苦戦の一番の原因ですが、台湾の先発王建民を崩せない打線にも問題があります。

 特に不調の巨人勢。阿部、坂本、長野の3人はこの大会に入ってからずっと不調をかこっています。これだけ不調なのに王を打てるわけもないと思っていましたが、案の定ボロボロでした。どうして山本監督は彼らを使い続けるのか意図が理解できません。短期決戦はとにかく調子の良い選手を使っていくのが鉄則だろうと思うのに、変なこだわりがあるのでしょうか?

 幸い王以外の台湾の投手が見劣りしたお陰で8回以降は打ち勝つことができましたが、それも井端の神がかり的な活躍があってこそ。井端はチャンスに強いバッターではありますが、今大会「打つ人」として招集されているわけでないのに、すっかり井端頼りになっています。それだけ他の打者が不調だということです。

 ここまでの4試合で井端は9打数6安打で打率.667。ドカベンかというような高打率です。それに内川が.417、中田.364で続きます。それに対して阿部.083、坂本.188、長野.167と巨人の3人は酷いことになっています。昨日の試合で阿部と坂本はタイムリーを打ったとは言え、決して好調とは思えません。まあ角中と鳥谷もまだ1本のヒットも打っていませんが、稲葉に当たりが戻ったのは朗報です。

 次は韓国、キューバを撃破して波に乗る絶好調のオランダ。これに勝てばアメリカ行きが決まりますが、負けるとまた台湾かキューバと対戦しなければなりません。相手が絶好調のチームだけに、日本もなるべく好調な選手を起用して欲しいところです。巨人の選手ばかり山本監督が使うのは、観客動員やテレビ中継のためなのか、それともここで巨人の選手を酷使してペナントレースに影響をさせようという陰謀なのか。そう邪推したくもなるので、そろそろ名前だけで不調の選手を使うのはやめて欲しいと思います。



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