幹事クリタのコーカイ日誌2013

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1月1日 ● 紅白歌合戦雑感。

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 さて元旦恒例の紅白雑感。今回は「ポスト幸子」の紅白でした。小林幸子が長年牽引してきた紅白を誰が今後引き継いでいくのか?それが見えるかどうかというところがポイントでしたが、意外な人物が名乗りを挙げました。

 紅白前の予想ではきゃりーぱみゅぱみゅに期待がかかっていました。小林幸子自身も「ぱみゅぱみゅの衣装が楽しみだ」的な発言をしていたのですが、実際に蓋をあけてみたらいつものぱみゅぱみゅ。確かにポップでキッチュで可愛かったのですが、幸子的なものからは遠く、あくまでも洗練されていてグローバル。幸子はもっとドメスティックなものです。

 また同じく期待外れだったのがゴールデンボンバー。かつてのとんねるずやDJオズマのようなNHK的規範を打ち破るパフォーマンスを期待しましたが、やったことと言えば会場のお客さんが樽美酒のお面を被るという、いかにもNHK的なぬるい落ちで終わってしまいました。どうせ次はないんだから、もっと思いきったおふざけを望んだのに残念です。

 今回の目玉の美輪明宏は黒尽くめの男装で登場。最近の美輪しか知らない若者は驚いたことでしょうが、僕が子どもの頃の美輪のイメージはむしろ今回の男装の方が近いものでした。ユニセックスで「シスターボーイ」と言われていた頃の美輪が戻ってきたという感じで良かったですが、やはり「ポスト幸子」ではありませんでした。

 そんな中、毎回ご当地ソングを歌っている水森かおりがやってくれました。でっかいドレスがどんどん競り上がっていくという、まさに幸子的な衣装(というよりもセット)。その泥臭さと虚仮威し的な仰々しさ、単純なわかりやすさはまさに幸子の縮小版。ただこれが「ポスト幸子」を目指すものなのか、それとも幸子に対するオマージュなのかは、今回だけでは意図がはかりかねる気がしました。次回の水森の展開に注目したいと思います。

 それから今回NHKが放送中に何回も紹介した副音声。これがなかなか面白かったです。テリー伊藤がとにかく入れ替わり来る出演者とずっと喋り倒していたのですが、歌なんか半分も聞いていないところが最高でした。視聴者の多くも紅白をいろいろと突っ込みながら見ていると思いますが、それを副音声で出演者が自らやっちゃうんだから楽しいです。

 最後に結果として白組が勝ちましたが、今回は赤組の勝ちでしょう。水森だけではなく、ぱみゅぱみゅもももくろも良かったし、AKB&SKE48、そして最後のいきものがかりも圧巻のパフォーマンスでした。トリ対決だけでも赤の圧勝です。どうでも良いことですが、ちょっと納得いきませんでした。



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