幹事クリタのコーカイ日誌2012

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12月17日 ● プロの意識と駆け引き。

 昨日は2ヶ月ぶりにサークルで山本麻友美プロのレッスン会を開きました。とは言え、僕はまだテニスエルボーの痛みが完全には治まっていないのでお手伝い。球拾いや球出しをしただけで、後はサークルのメンバーがそれぞれのテーマで教えてもらっているのを横で聞いていただけですが、相変わらず教え方が上手で参考になりました。

 教えてもらう方も初めてではないので、みんなそれぞれのテーマを持ってレッスンしてもらい、自分なりに何かヒントを貰ったのではないかと思いました。特に技術的なことよりも考え方の部分で僕自身も参考になるところがいくつかありました。

 ひとつはハイボレーをチャンスボールと思わない、ということ。つい浮いてきたらボレーで決めなければと力んでしまうのですが、そうすることで振りかぶり過ぎて遅れてバックアウト、もしくは叩き付け過ぎてネット、というミスは目立ちます。

 しかし、山本プロによれば、ネットからちょっと離れた位置でのハイボレーは決してチャンスボールではないから、きちんと深くつなぐことを考えた方が良いとのこと。決めるのは自分がネットにベタ詰めできている時。それを決めないと逆にロブで抜かれるから、確実に決めるようにすることだそうです。なるほど、決めるかつなぐか、それをきちんと意識できているかどうかで、ミスは格段に減りそうです。

 もうひとつは感心したのは、相手の苦手な嫌がるボールをなるべく打つようにするということ。例えば相手がバックに高く弾むボールを苦手にしているなら、最初からそれを見せて意識させておくだけで効果があるから、できるならアップの時から打っておくと良いそうです。

 僕も試合の前のアップの時から相手の得意不得意は観察していましたが、その時点から苦手そうなボールを打って意識させておく、というところまではあまり考えていませんでした。試合前から駆け引きが始まっているというのは、さすがプロです。そこまでこだわっていなければ、やはり勝負の世界では生きていけないのでしょう。技術を習得するのには時間がかかりますが、意識することは誰でもすぐできることだけに、参考にしようと思いました。



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