幹事クリタのコーカイ日誌2012

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11月28日 ● 第3極の3極化。

 嘉田滋賀県知事の新党「日本未来の党」と小沢「生活」、谷岡「みどり」、河村「減税」といった面々が合流連携する動きを見せているようです。石原-橋下連合の「維新」に対して「第3極の2極化(みんなの党を入れて3極化(?)」という複雑な様相を呈していますが、「維新」がタカ派的なのに対してこちらはハト派ということなのでしょう。まあ正直言えば維新人気に乗れなかった残り物という感じも否めませんが。

 ともあれ、来る総選挙では民主党、自民党、そしてこの第3極の各党がどう戦うかという構図になりそうです。既成政党は公明党は一定の議席を確保するでしょうし、共産党も同じ。苦しいのは社民党で嘉田「未来」と主張が似通っているだけに、ますます埋没していく危険性が高いです。いっそ社民党も丸ごと「未来」に乗ってしまったらどうかとも思いますが。

 嘉田「未来」の強みは正面から「脱原発」を主張していること。僕は個人的には原発問題は今回の選挙の一番のテーマだとは思っていませんが、ただ選挙戦において「脱原発」を言う方がやっぱり強いだろうとは思います。橋下「維新」も最初は嘉田知事と連携して「脱原発」だったのに、石原と合流するためにそこが腰砕けになりました。今は逆に「未来」を得意の「排除の論理」で叩いているくらいです。

 今回僕が迷っているのは、政策的に自分が合理的だと思うグループは人間的に嫌いだし、逆に心情的には支持したいグループの政策は非合理的だと感じること。公約はどうせ守られないし、いくら人間的に好きでも政治家として有能かどうかは別。政策で選ぶか、人間で選ぶかと言われても、どちらも当てにならないというのが本音です。

 これだけ多くの党があるのに、支持政党なしとなってしまうのが残念です。



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