幹事クリタのコーカイ日誌2012

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9月17日 ● 全勝力士が5人。

 大相撲秋場所は中日を終わって全勝力士が5人もいます。横綱白鵬、大関日馬富士、稀勢の里、そして平幕の高安と旭天鵬です。横綱大関の3人は納得ですが、平幕の2人は大健闘。特に旭天鵬は夏場所で優勝した後、先場所は大負けをして「引退前の風前の灯火」だったかと思ったのですが、今場所また復活するとは予想していませんでした。

 全勝ターンが5人もいるなんて記憶にないと思ったら、なんと23年振りの快挙だそうです。しかも23年前は北勝海、千代の富士、大乃国の3横綱と旭富士、北天佑、小錦の3大関という豪華な顔触れ。今場所より人数が多いだけではなく、充実した上位陣の優勝争いだったわけです。それに比べると今場所は6大関のうち3人が前半戦で休場しているので、ちょっと内容的にはどうかなという気がします。

 ただ23年前は9日目に旭富士と小錦が敗れたので、もし今場所5人が揃って9日目も勝って全勝を守れば新記録ということになります。9日目の取組を見ると、白鵬は安美錦、日馬富士は豊ノ島、稀勢の里は豊真将と、それぞれ実力者との対戦。ただここはまあそうは言っても上位が勝つ確率は高いでしょう。問題は平幕の2人で、旭天鵬は2敗の栃煌山、高安は1敗の隠岐の海と、それぞれ好調な力士と組まれています。勝ち越してホッとしている心の隙を突かれてしまう可能性は十分にあります。

 優勝争いは全勝の上位力士3人に1敗の鶴竜を加えた4人の中から決まることでしょう。日馬富士の綱取りよりも稀勢の里の初優勝に期待したいところですが、このモンゴル包囲網をぶち破ることができるかどうか。うーん、やっぱり厳しいかなぁ。



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