幹事クリタのコーカイ日誌2012

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5月22日 ● 932年ぶりで29年後。

 昨日朝はきっと曇っていて金環食は見られないだろうと油断していました。ふと目が覚めたら日が射しています。何時かな?と思ったら7時30分。まさに名古屋で金環食が始まるところでした。とりあえず窓から外を見ても太陽が出ているなぁ、というだけ。寝惚けた頭にはいつもと変わらない朝の風景です。あれ、金環食になってないや、間違いかな?なんて。そんなわけあるはずもないのに。

 テレビをつけたらまさにライブで中継しています。ようやく頭が少し起きてきたので太陽を改めて見てみました。あぁ、確かに。でも小さいなぁ、迫力ないわ。テレビの方がよく見えるし。そんなわけでどちらかと言うとテレビでずっと金環食を見ていました。

 次回は29年後だとテレビで坂東英二らが言っています。ところが次の番組では300年後だと羽鳥慎一が。あれ、同じ局なのに違うぞ、29年後と300年後では間違いにしても酷い差だなぁ、と考えていて気付きました。あ、そうか、名古屋では29年後だけど東京では300年後か。最初に見ていたのは名古屋ローカルの番組でした。

 考えてみれば金環食が見られるのはごく狭い地域だけ。地球の大きさに比べて月の影なんてほんの小さなスポットに過ぎません。今回はたまたまた太平洋ベルト地帯を影が横切るから日本の大半で金環食が見られたような騒ぎになっていますが、東京も名古屋も大阪も見られるなんて、珍しいことなんです。

 逆に前回の金環食も東京では1839年と天保年間のことでした。もうすぐ幕末の動乱が起きる前夜の時代です。しかし名古屋の前回の金環食はずっと昔の1080年、白河天皇の時代。院政を開始する6年前です。大河ドラマなら『龍馬伝』と『平清盛』くらいの時代の差があります。

 名古屋の人間にしてみれば932年ぶりの金環食が29年後にまた見られるのですから、この時代に生まれてラッキーだと言うべきかも知れません。もっとも29年後に僕は80才。果たしてまだこの世にいるのかどうか、いても金環食を楽しむだけの健康が保てているかどうか。2041年10月25日までこのブログが万一続いていたら、29年前の金環食を振り返って話題にしたいと思います。



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