幹事クリタのコーカイ日誌2012

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4月17日 ● 猫ひろしは代表の座を譲った方が良い。

 猫ひろしがロンドン五輪のカンボジアのマラソン代表に決まった時に僕は正直疑問だということを書きました(こちら)。これによって少なくともカンボジアのマラソン選手1人が犠牲になっているはずだと。案の定、実際にマラソン代表を目指して走っていて、先日のパリマラソンで猫よりも約7分も良いタイムを出したヘム・ブンティン選手が代表から漏れました。カンボジア陸連が猫が代表であることは変わらないと声明を出したからです。

 これはいかにもおかしな話です。カンボジア人であり、はるかに実力で勝る選手がいるのに、わざわざ売名目的と思われる国籍を変えたばかりの日本のタレントを代表に選ぶなんて、そんな無理筋を通すとなると、裏で何かしらの策謀があったと思われても仕方ありません。世界有数の金持ち国のお笑い芸人が、世界有数の貧乏国の五輪代表枠を金で買ったと考えるのが普通です。まあ実際には猫がやっていると言うよりも、裏で操っている人間がいるんでしょうけど。

 こうなると、せっかく好意的に取り上げてきた日本のマスコミも一転して「猫たたき」に変わるかも知れません。そうじゃなくても猫のイメージダウンは大きいでしょう。世界陸連も猫の参加資格について疑問を呈しているらしいですし、ここは猫が爽やかにスポーツマンらしく代表の座をブンティンに譲ってしまうのが一番じゃないですかね。そうすれば美談として猫のイメージも上がります。どうせ五輪に出たって全く太刀打ちできない実力なんだから、これだけ話題になっただけで十分でしょう。

 じゃなければ、猫は五輪後もカンボジアに住んでカンボジアのスポーツ発展のために「猫の恩返し」をすべきだと思います。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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