幹事クリタのコーカイ日誌2012

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3月30日 ● プロ野球開幕直前順位予想。

 いよいよプロ野球が開幕します。今年はかなり選手が動いたので、各チームの戦力にも変化が生じました。ただ良い選手を集めたから勝てるというほど単純なものでもありませんから、優勝争いはどうなるかわからないと思います。

 とは言え、セ・リーグの本命が巨人であることは間違いないでしょう。杉内とホールトンが加わった投手陣は、内海、沢村、東野とエース級の5本柱ができました。これは確かに他球団を引き離す大きな強みです。ただ中継ぎと抑えに不安が残ります。数はいますが、絶対的な抑え投手がいないので、接戦になると相変わらず弱いのではないかと思います。また打線も村田が加わったとは言え、ラミレスを放出していますし、小笠原、高橋由、長野、阿部、坂本と名前のあるバッターばかりですが、どこまで「線」として繋がるかは疑問。調子が出ればぶっち切りの優勝もあり得ますが、打線は水物だけにわかりません。

 対抗は3連覇を狙う中日と、去年惜しかったヤクルトです。中日はチェンが抜けましたが、川上が戻ってきて山本昌も復活したので、ネルソンとソトが早く復帰すれば投手力は相変わらず万全。問題はやはり去年も泣いた貧打が解消されそうもないこと。山崎がブランコの代わりに四番に座るようですが、本当は森野と和田が打たないとダメでしょう。何より心配は監督が代わったこと。高木監督では落合前監督ほどの神がかなりな采配は期待できません。ヤクルトも先発投手陣は充実しています。青木が抜けたのは痛いですが、巨人、中日に対抗できる力は十分にあると思います。

 阪神は中日とは逆に監督が代わったのが一番の期待かも。もともと打線は良いし投手力も安定しています。監督さえちゃんと指揮をすれば、優勝争いに加わってくる可能性も十分。ただアキレス腱は捕手。優勝するチームは良い捕手がいます。城島が捕手をできないのではせいぜい2位止まりかも。広島は地味に良いチームに仕上がってきていると思いますが、いかんせん選手層が薄いのが残念。長丁場ではAクラス入りを狙うのがやっとかな。中畑監督ばかりが目立っているDeNAは最下位脱出しか目標はありません。順位予想は巨人、ヤクルト、中日、阪神、広島、DeNA。中日には敢えて厳しい予想にしました。

 パ・リーグはオリックスの充実ぶりが目をひきます。投打とも嵩上げされた上に、井川が入団したのも楽しみです。中島が残って戦力が落ちなかった西武と、主力投手3人が抜けて大幅戦力ダウンのソフトバンクとの三つ巴の争いになると思います。ダルビッシュが抜けた日本ハムは苦しいでしょうし、栗山監督の采配も不安が残ります。千葉ロッテも苦しいですが、岩隈が抜けた楽天よりはマシかも。

 順位予想は西武、オリックス、ソフトバンク、日本ハム、ロッテ、楽天。個々の戦力ではオリックスもかなりやるとは思いますが、勝ち方を知っている西武が最後に抜けるのではないかと思います。ま、例年順位予想が当たった試しはありませんから、きっと半年後には「あれれ?」となっているかも知れませんが。



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