今年のバレンタインデーも終わりました。毎年いつも一番豪華なチョコをくれるのは生命保険のお姉さん（と言っても僕とほぼ同年代）。毎度ゴディバをくれるので、娘が楽しみにしていてほぼ全部食べ尽くしてしまいます。まあ余らせるよりは全部胃袋に入ってしまう方が、その胃袋が誰のものであれ良いことでしょう。

　最近貰えるチョコの数が少なくなったのは、時代のせいもあるでしょうし、僕自身が女性との縁が薄くなってきたせいもあります。一番華やかだったバブル時代には20個以上のチョコを貰ったこともあります。その頃はちょっとでも義理のある男性に対して女性がチョコを配りまくっていましたから、僕も会社とテニスサークルだけでも随分とチョコが集まりました。まだ娘が生まれる前でしたから、チョコを食べきれずに夏過ぎて白くさせてしまったものです。

　義理チョコがすっかり廃れてしまい、ここ数年は片手にも満たないチョコしか貰えませんが、ホワイトデーに無駄に大量のお返しを配らなくてもいいだけマシです。いくらプレゼント好きの僕でも、義理チョコに対する義理お返しは虚しい気分でした。デパートのホワイトデーコーナーにはあまり欲しくもなさそうなハンカチやらミニタオルやらポーチやらが並んでいましたが、今でもあれは貰った方も大して嬉しくはなかったんじゃないかと思います。

　今やバレンタインデーのチョコは「自分チョコ」と「友チョコ」が主流らしいですが、その場合はホワイトデーのお返しは当然なくなるわけで、デパートにしてみれば戦線縮小は痛手でしょう。一番喜んでいるのは部下のＯＬから大して欲しくもない義理チョコを貰って、大量にお返しをしていた課長さんや部長さんでしょう。奥さんに20個も30個もお返しを買いに行かせていた人もたくさんいたと思います。

　個人的にはチョコは太りますから、誕生日プレゼントと合わせ技で何かちょっと良いものを貰った方が嬉しいです。チョコは結局娘が食べてしまうだけなので。まあ今年は誕生日もバレンタインも終わってしまいましたから、今さらここで書いても何にも意味はないんですけど。