幹事クリタのコーカイ日誌2011

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12月16日 ● お金は人のために使った方が良い。

 ちょっと前にボーナスが支給されましたが、近年になく低い支給額で思わず溜息が出てしまうほどです。住宅ローンを支払ったらほとんど残りません。来春に控える娘の進学費用をボーナスである程度まかなおうという目論見は脆くも崩れ去りました。またまた預金を崩さねばなりません。本当に私立大学の学費は高いです。

 この時期に恒例の「物欲」もこれではさっぱりありません。欲しいものが全くないわけではないですが、考えても予算がない以上、考えるだけ無駄。バーゲンも目を背けて過ごすつもりです。家電店にも近づきません。ネット通販サイトも開きません。物欲と食欲と性欲はむやみと刺激されなければある程度はやり過ごせるものです。

 それにここ数年、お金の使い道についてはかなり考え方が変わってきました。昔から浪費家ではないものの、あまりお金を貯め込むという性格でもありませんでした。使う時は使っちゃうんですけど、最近は自分のために直接的な出費をすることはなるべく控えています。つまり服とか靴とかPCとかテレビとかクルマとか、そういう自分が欲しいからと言って「モノ」にお金を使っちゃうのはあまり賢い使い方ではないなと思い始めたのです。

 じゃあ何にお金を使うかと言うと、自分の頭や体がレベルアップするための「教養文化費」と、大事な人と過ごす時間とか、好きな人を喜ばせるプレゼントといった「交際費」。この2つはケチケチしないで使うことにしています。仮にテレビを買い替えるのを我慢すれば、そのお金で1年分のスクールのレッスン費が捻出できます。もしくは数回2人で美味しいフレンチや和食を食べに行けます。

 テレビとスクールのどちらに価値を置くかは人それぞれですが、僕は有形のモノを所有するよりも無形のスキルや知識を獲得する方が嬉しいし、自分が喜んで終わりよりも、人を喜ばせて一緒に楽しくなれる方が広がりがあって良いお金の使い方だと思います。

 単純な話、恋人同士が3万円の財布をそれぞれ自分で買っても喜ぶのは自分だけですが、お互いにプレゼントし合えば2人ともに喜びを共有でき、しかも相手への好意をさらにプラスすることができます。人のために使ったお金は回り回って利子をつけて自分へと戻ってくるのです。逆に目先の損得勘定にとらわれてケチケチすると、自分の評価を下げ、嫌われ、軽蔑されるという大きなツケを払わされることになります。

 ま、そうは言っても無い袖は振れないので、あくまでもできる範囲内ですけどね。そう断っておかないとむやみと「奢れ」「買ってくれ」という人間がわらわらと寄ってきそうなので。




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