幹事クリタのコーカイ日誌2011

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10月6日 ● 中日の相手はソフトバンクと仮定する。

 ついに中日ドラゴンズがヤクルトをとらえました。引き分けの多いヤクルトが勝率で上回るもののゲーム差は0。直接対決は残り5試合、全てナゴヤドームだけに、ここまでくれば中日の方がグッと有利です。しかも中日以外のチームはここにきてどこもパッとしません。優勝のプレッシャーに押しつぶされそうなヤクルトはもとより、巨人も投打が噛み合わず最下位横浜に連敗。と言うか、横浜がここにきて調子を上げていて、ヤクルトと巨人が足元を掬われたのが中日は幸いしているカタチです。

 中日にとって大きいのはシーズン終盤にきてようやく戦力が揃ったこと。井端が戻り、ブランコが戻り、和田が戻ってきました。とにかく貧打で投手陣を見殺しにしてきた今シーズン、ようやくこれで他球団並みの打線に近づいただけですが、中日の投手陣にとってみればそれで十分だったということでしょう。

 過去に何回もリーグ制覇をしている中日ですが、まだこれまで連覇は一度も経験がありません。落合監督時代のこの8年間は中日にとって球団史上最高の結果を残している黄金時代ですが、その締めくくりに連覇という記録が付け加われば言うことなしです。落合を切ったフロントに対して多くのファンはガッカリしていますが、ここで優勝、そして日本一になって有終の美を飾って欲しいと願っていますし、それが功労者落合に対する一番の褒美でしょう。

 さて、気が早いファンとしては気持ちはすでに日本シリーズです。なにせ優勝して地元ナゴヤドームで迎え撃つクライマックスシリーズとなれば、相手が巨人だろうがヤクルトだろうがもう勝ったも同然ですから、ここはパ・リーグ最強チームの福岡ソフトバンクホークスをラスボスとして想定して考えなければなりません。

 正直、ソフトバンクは強いです。投手力は中日と互角かなと思いますが、打力はかなり差があります。中日の貧打で和田、杉内、ホールトンを打ち崩すのはかなり大変ですから、長打力も機動力もあり、経験も豊富なソフトバンク打線を何としても抑え込まなければなりません。打ち合いになったら圧倒的に不利ですから、中日得意のロースコアの接戦に持ち込むことです。

 鍵を握るのは今季ソフトバンクに移籍して首位打者をひた走る内川でしょう。去年まで横浜にいただけに、中日バッテリーもよくわかっているはず。内川を封じ込めてソフトバンク打線を分断できれば勝ち目はあるかなと思います。後は今季ブレイク中の松田。本塁打も多いですが三振も多い打者ですから穴はあるはず。ミートのうまい内川を完全に抑え込むのは難しくても、松田なら何とかなりそうです。かなり気が早い分析ですが、何だか勝てそうな気がしてきました。




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