幹事クリタのコーカイ日誌2011

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9月26日 ● ネットは道具であっても趣味ではない。

 最近ネットにかけている時間が昔よりも少なくなっていることに気がつきました。まあ少なくなっていると言っても、日に1時間以下になったわけではないのですが、平日で5〜6時間、休日は2時間くらいかも知れません。平日の方が多いのは、もちろん会社でずっとPCに向かい合っているからで、休日はテニスに行ってしまうからですが、以前のように平日も休日もジャンキーのようにどっぷりネットにはまっていた頃と比べたらかなりライトになっています。

 理由はいろいろ考えられますが、要するに飽きてきたというか、新しいことが少なくなって刺激がなくなったということでしょう。自分でサイトを作って、web上で日記を書いて、ネットで知り合った人たちとコミュニケーションをして、という行為がどんどん広がっていった時代は本当に面白い、新しいと思ってやっていました。そこにある可能性に未来を感じたし、こういうツールが生まれたことで何ができるようになるのか、どんな風に世の中が変わっていくのかとワクワクしたものです。

 しかし、昨年のtwitter、今年のfacebookのブームの短さ、消費のされ方の速さを考えるに、どうやらネットの世界でできることは、ツールが変わっても本質的にはあまり変わらないような気がするのです。もちろん、何かと便利にはなってきていると思いますが、基本的にやっていることは同じです。むしろ便利さは諸刃の剣で、かえって個人情報に敏感になったり、制約が多くなったりと、面倒臭くなってきていることも事実。もっと大らかにネットに接していられた頃が懐かしいくらいです。

 もちろん、今までとは違う画期的なネットの利用法が登場すればこの気持ちも変わるでしょうが、現状としては「道具」としてのネットはもはや生活に欠かせないものだけに、ここからすっかり遠ざかってしまうということは考えられませんが、「趣味」としてのネットには楽しみが少なくなってきているので、その分だけネットにかける時間が減ったということでしょう。僕の中で趣味はテニスだったりサックスだったりグルメだったりと、リアルに手応えのあるものへと回帰しています。これが僕だけの傾向なのか、世の中全体の流れなのかはわかりませんが。




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