幹事クリタのコーカイ日誌2011

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9月24日 ● 琴奨菊と稀勢の里。

 今場所注目の両関脇、琴奨菊と稀勢の里がともに白鵬を破りました。白鵬が横綱昇進以来、関脇以下に連敗したのは初めてだそうです。白鵬が痛めた右肘の調子が悪いということも考えられますが、やはり大関昇進を狙う両力士が力をつけてきたということが一番だと思います。

 これで琴奨菊は白鵬と並ぶ11勝2敗。残る2日間で1番勝てば大関昇進は確実でしょうが、それだけではなく5年振りの日本人力士の優勝も見えてきました。残る2日間は大関日馬富士と把瑠都。白鵬もこの2人が相手だけに力と力の勝負です。今の琴奨菊なら両大関に勝つことは十分考えられますが、もし決定戦になった時にもう一度白鵬に勝てるかというと、これはかなり厳しいところ。ただ今場所の綱取りには失敗した日馬富士ですが、対白鵬となると燃える男ですから、日馬富士が優勝争いの鍵を握ると思います。

 稀勢の里は10勝3敗。こちらも十分な成績です。負けた相手が琴奨菊、日馬富士、把瑠都ですから責められません。こちらは上位との対戦をすでに終えているので、残る2日間は油断さえしなければ12勝まで星を積み上げることも可能です。そうなればいよいよ来場所は大関昇進をかけることになりますが、先に琴奨菊が大関になれば、きっと稀勢の里も続くことでしょう。

 この2人が大関になれば、横綱大関の内訳はモンゴル2人、東欧2人、日本2人と完全に三分されます。長年に渡る外国人天下をようやく打破するカタチができてきて、大相撲も面白くなると思います。




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