幹事クリタのコーカイ日誌2011

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6月9日 ● 人生がやり直せるなら、どのタイミングからか。

 昔から時々考えることなんですが、「もし人生をやり直せるなら、どの時点からやり直したいか」という、まあ考えても仕方のないことを考えることがあります。暇つぶし的思考です。

 人生にはいくつかのターニングポイントがあります。誰にでもわかりやすいのは高校や大学の進学だったり、就職だったり、結婚だったり、転職だったり。恐らくやり直したいことというのは、それが自分の人生にとって「大事なこと」だと無意識に思っていることなんでしょうし、また「ちょっと失敗したかも」とも思っていることなんでしょう。

 僕の場合は進学から就職に関してはあまりやり直したいと思ったことはありません。努力しなかった割には運良くいったので、逆にやり直してもこれ以上よくなることはあまりないかもと思っています。強いて言えば大学は地元ではなく東京に行ってみたら楽しかったかもなぁと思っていますが、家の経済状況のせいで「現役」「地元」「国立」(要は浪人ダメ、下宿ダメ、私立ダメ)という縛りがあった以上、戻ることができても同じ選択肢しかありません。

 結婚に関しては少々早まった(と言うか25才で結婚したのは早過ぎた)かも、と思わなくもないですが、ここはあまり突き詰めて考えると、今でも絶対にやり直せないわけではないので、深くは考えないことにしておこうと思います。

 と言うことで、実はもっと遡ってやり直したことがひとつあります。それは中学に入った時の部活を硬式テニス部に入れば良かったということです。中学で硬式テニス部がある学校は珍しく、せっかく自分の母校にその貴重なテニス部あったのだから、あの時に入っていればどれだけテニスが上手くなったことかと思うのです。そうしたらもう大学時代のテニスブームの頃にはモテモテだし、テニス関係者にも知り合いがたくさんいて、今頃はテニス協会の偉い人かテニス雑誌の編集長をやっていたかも知れません。

 ただこれを先日山本プロとテニスした時にチラッと話したら「そうしたらクリタさんは今こんなに熱心にテニスしてないかも」と言われました。確かに中学高校とテニスをやって燃え尽きてしまって、大学はサークルでお茶を濁し、会社に入ってからはゴルフにはまっていたかも知れません。テニス?あー昔はやってたけどもう飽きたし学生の頃みたいに動けないし、だいたいあんなしんどいスポーツをこの年になってやりたくないよ、などとほざいている可能性大です。

 まあいずれにしても実際には人生にやり直しはききません。だったら後ろを向いて後悔していても仕方ないので、自分の選択はこれで良かったんだと思って前を向いて歩いていく方が幸せです。




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