幹事クリタのコーカイ日誌2011

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4月28日 ● 拡大・上昇志向が乏しい性格だと思う。

 うちのテニスサークルは26年も続いています。僕が25才の時に立ち上げて以来、26年間「永久幹事」として面倒を見てきました。サークルの参加人数は当初は数人でしたが、次第に増え続け21世紀になる頃には50人以上のメンバーがいましたし、他のサークルとも交流を深めていました。

 そのままいけば僕はサークルをもっと巨大にし、また名古屋地区のテニスサークルを連携させて「インターサークル連盟」を作ってそのドンにおさまることも不可能ではありませんでしたが、そうはしませんでした。むしろある時期から縮小する方向に進み、サークルの適正人員は40人くらいまで、1回の練習に参加する人数は20人そこそこがちょうど良い、と考えてマイナス方向に調整しました。他サークルとの交流も深入りせずにいたら、いつの間にか他のサークルも活動を停止したりしていて、今ではあまり交流もしていません。

 他にも似たようなことを過去に随分いろいろしてきました。大きく広げていく、また自分がさらに上の立場に就く、そういう機会は幾度もあったし、やろうと思えばできることもたくさんありましたが、ことごとく僕はそれをスルーしてきました。会社ですら出世する気がありません。「そこそこ」「ほどほど」が好きで、自分のキャパシティを超えそうな時は未然に防ぐように立ち回ることが習慣づいてすらいます。

 ツイッターを始めた時もフォロワーを増やす手段はすぐに思いついたし、やろうと思えばフォロワー1万2万なんて簡単だろうとわかっていましたが、敢えて1000人くらいという目標を立てて実際いまは1000人を超えたところからあまり増えていません。

 フェイスブックも友達50人そこそこで良いんじゃないかと思っています。知り合いの中には何百人も友達がいる人がいますが、僕はそんなたくさんはとても必要ありません。僕にとって大事なことは何事も「量より質」であって、自分の「楽しい」と思える「手の平サイズ」の規模こそが理想です。

 こんな人間ですから、とても社会的に大成功を収めたり、金持ちになったりはしません。地位も名声もお金も自分のコントロールできる範囲内にとどめておきたいので、上過ぎてもダメなのです。元気に金儲けに奔走したり、自分の手柄話をあちこちでしたり、まるで政治家のようにちょっとしたことで知り合った人でも全部自分の仲間に取り込もうとしたりはできないし、しないし、する気にもなれません。昭和時代はこういう上昇志向のない生き方ってなかなか理解されなかったのですが、最近は随分と理解者も増えて楽になってきました。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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