幹事クリタのコーカイ日誌2010

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9月29日 ● プロ野球もいよいよ大詰め。

 プロ野球がいよいよ大詰めを迎えて白熱しています。ソフトバンクが優勝を決めたパ・リーグのCS進出をかけた日ハムとロッテの3位争いも面白いですが、なによりセ・リーグの優勝争いがギリギリまで目が離せない展開となっています。

 数字の上では中日が圧倒的に優位です。残り1試合を勝てば巨人に優勝の望みはなく、阪神も残り試合を7勝1分以上。もし負けても巨人が4勝1分以上で阪神が6勝1敗1分以上です。中日の残り試合は苦手ヤクルトとは言え、今年は勝率8割に迫るナゴヤドームでの試合。恐らく中日は最後の試合ですから、吉見、チェン、中田、浅尾、岩瀬とオールスター方式で投手を注ぎ込むでしょう。負ける確率はかなり低いです。

 となると、巨人はほとんど目がありませんが、それでも微かな望みのために目の前の阪神戦に全力を注ぎます。昨日も敵地甲子園で見事に阪神に勝ちました。阪神にしてみれば厄介な話です。巨人との最終戦も落とすようなことがあれば、マジックは消滅しほぼジ・エンドです。中日にプレッシャーをかけるためにも負けるわけにはいきません。

 中日から見れば、阪神と巨人のどちらが勝った方が良いかは微妙なところです。もし阪神が勝てば巨人は完全に脱落しますが、阪神に可能性が残ります。確かに数字上は厳しいとは言え、中日は自力では何ともしようがないのは辛いところ。かと言って巨人が勝った時には、中日はヤクルト戦に負けるわけにはいきません。残り4試合になる巨人は下位チーム相手の4連勝は十分可能です。要は中日がヤクルトに勝てば良いのですが、負ける可能性も考えると、残り試合が多い阪神が生き残った方が中日にとっての優勝の可能性は高そうだということです。

 優勝争い以外の興味は個人タイトル争いではなく、シーズン最多安打の日本新記録。西岡、青木とマートンがイチローの210安打を超える可能性を持っています。残り2試合で8本の西岡はかなり難しいですが、青木は残り7試合で8本、マートンは残り8試合で6本打てば211安打になるわけですから、いまのペースなら2人ともイチローを超えることでしょう。青木がイチローを超えることは誰も問題にしませんが、マートンの場合はまた偏狭なナショナリズムの犠牲になる可能性があります。バース、ローズ、カブレラの悲劇が繰り返されないように。マートンがイチローを超えたからと言っても、それでイチローの偉大さが少しでも減じるわけではありません。正々堂々の勝負を期待しましょう。



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