幹事クリタのコーカイ日誌2010

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7月29日 ● 巨神中の争いと猛暑。

 サッカーW杯や大相撲に世間の注目が集まっている間に、ひっそりと行われていたプロ野球が面白くなっています。もともと混戦模様のパ・リーグは首位ソフトバンク、2位ロッテ、3位西武のゲーム差が1.5とダンゴ状態。当分はつばぜり合いが続きそうな感じです。

 巨人独走で全然面白くないと思っていたセ・リーグも、その巨人の失速で俄然混戦模様。好調の阪神が巨人を抜き去り首位に立ち、一時期は勝率5割付近でウロウロしていた中日も抜群の投手陣の安定感でじわじわと追いつき阪神と3.5ゲーム差まで詰め寄ってきています。投打のバランスが取れた阪神、破壊力の巨人、投手力の中日という三つ巴の争いの構図は、ここ何年も変わっていませんが、今年は猛暑だけにドーム球場ではない阪神には疲れが蓄積して辛いかも知れません。たださえこれから「死のロード」が始まります。昭和の時代に比べれば大阪ドームも使えるし楽にはなったと思いますが、不利なことは確かです。

 もちろん、選手の平均年齢が高い中日も楽ではありません。落合野球を支えてきた岩瀬、井端、荒木、谷繁らが軒並み高齢化していて衰えが顕著ですし、それをカバーしている堂上兄弟や大島ら若手は経験不足。辛うじて森野と和田が春からずっと好調を維持していますが、果たして秋までこの好調さを維持し続けることができるかどうか。ブランコも研究し尽くされた感じですから、「BMW」砲に頼りきりでは心許ない感じです。

 これに比べて巨人はまだまだ余裕があります。今は2位に下がったとはいえ、これだけ投壊してのこと。もう一度投手陣を立て直せば抜群の破壊力を誇る打線が何とかしてくれるでしょう。坂本から始まって、松本、小笠原、ラミレス、阿部、長野、高橋と続く打線はそのまま全日本代表レベル。しかもベテランと中堅、若手のバランスが取れていますし、控えの層も厚い。そう考えると、夏が暑ければ暑いほど、巨人には有利かと思います。

 名古屋のファンとしては、中日ドラゴンズ&名古屋グランパスエイトのW優勝、いや高校野球の中京大中京も含めた「名古屋三冠」を今年こそ期待したい夏ですけどね。



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