幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
7月27日 ● ダメ人間は幹事をすれば見抜ける。

 50年近く生きていれば、いろいろな人を見てきました。特に幹事なんてものをやっていると、余計に人間ウォッチングというか、その人がどういう思考法をして、どういう行動パターンを持っているかを考えてしまいます。と言うのも、行動を予想しておかないと後で痛い目に遭うのはこちらだからです。

 幹事として一番気になるのは「あてになる人物かどうか」です。何よりもまず約束を守ってくれるかどうか。ドタキャンの多い人物は要注意です。長年幹事をしてわかったことは、ドタキャンをする人はそれを悪いこととは思っていないということです。幹事がドタキャンによってどれほど困り、善後策でドタバタするかという想像力が働かないので、平気で直前に「行けなくなりました」と連絡してきます。

 ドタキャンはしないけど、時間を守れない人というのもいます。毎回15分くらい遅刻してくるタイプや、1時間以上の遅刻を平然とするタイプ。どちらも幹事としては困ります。こういう人は読みが甘い&楽観的なので遅刻しちゃう人と、そもそも時間を守る観念が希薄な人とがいます。ドタキャンと同じで、どちらも大して悪気はありません。ないだけに手に負えません。

 想像力に欠ける、いわゆる「気働き」ができない人も困ります。周囲の様子を見て自分がどういう行動を取れば良いのか判断することができないし、そもそもそういう発想がない。言われたことすら満足にできないので、端から見ているとぼんやりとしているし、自分勝手で非協力的だしで、本当に困ります。しかも自分がそういう気配りができないことを自覚もしていないので、人に言われるとムキになって反論したりして、ますます周りから「わかってない」と思われてしまいます。「空気が読めない」と言われる人もこの中に入ります。

 逆に言えば、約束を守り、時間を守り、自分の役割をきちんと果たせる人は幹事としてあてになりますし、いてくれると本当に助かります。そんなことは社会人としての基本じゃないかと思う人もいることでしょうが、それすらできない人が世の中にはたくさんいるのです。僕からしたら、どんなにイケメン金持ちでも、またどんなにスタイルの良い美人でも、その基本ができていない人間などダメ人間だと思うのですが、結構スペックに騙されている人、多いんですよねぇ。そんなのと付き合ったって痛い目に会うのは幹事と一緒なんだから、付き合う前に僕に聞いてくれれば良いのになぁと思いますよ。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」