Ｗ杯もいよいよ大詰め。準決勝ウルグアイvsオランダは3-2でオランダ、ドイツvsスペインは1-0でスペインが勝って決勝に進出。オランダとスペイン、どちらが勝っても初優勝ということになりました。まあ結果だけからすると順当というか、ランキング通り。両チームが初優勝というだけではなく、欧州以外の開催地で初の欧州優勝も確定。決勝も好試合になることでしょう。

　オランダは６連勝で決勝進出。手堅い試合運びが目立ちますが、準決勝では点の取り合いになりました。スナイデル、ロッペンが好調で決定力がありますから、打ち合いにも強い印象。どういう試合展開でも勝てるあたりに強さを感じます。ＧＫステケレンブルフが臀部の痛みを訴えているとかで、もし出場できないということになると決勝はちょっと不安でしょう。

　スペインは試合巧者ぶりを見せつけました。常に中盤でボールをキープしていましたが、前がかりになりすぎず、ドイツお得意のカウンターを封じ込めます。ドイツはミュラーの欠場がやはり痛かったというか、駒が１枚足りない感じでした。ドイツのあのカウンター一閃の切れの良いサッカーが準決勝で終わってしまったのは残念ですが、スペインとオランダというバランスの取れた試合運びの巧いチーム同士の決勝は楽しみです。どちらが勝つかわかりませんが、「巧い」スペインよりも「強い」オランダの方が若干上回っている気もします。

　今大会は日本時間で午前3時半キックオフという試合が多かったため、普段では絶対起きていない時間帯に起きてサッカー観戦をしました。朝焼けを見たなんて、大昔ゲームをしていて徹夜していた頃以来です。日中は蒸し暑くて耐えがたい昨今も、さすがに夜明け前後は涼しくて気持ちが良いです。決勝は月曜日午前3時30分。週の初めからこの時間帯の観戦は辛いですが、ここまで付き合ったら見るってもんですね。

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