幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月6日 ● 愛子さんの登校拒否。

 愛子さんが学習院初等科で乱暴されて登校拒否というニュース、まあそんなこともあるだろうなぁと僕は思いました。いくら学習院とは言え、所詮は小学校2年生のくそガキどもです。なんだか妙に浮世離れした女の子がいれば、「なんだあいつ」と思ってちょっとちょっかい出すくらいのことはするでしょう。逆に言えば、それだけ愛子さんは「普通の子ども」として学校内で扱われているわけで、僕はそれはとても良いことだと思います。

 なのに乱暴(と言うのがどの程度なのかわかりませんが)されて、学校に行きたくないと言い出した後の宮内庁の対応がいけません。学校を休ませたり、それについて学校に事情を聞くのは保護者としてあっても良いです。でもそれをマスコミに発表して何になるんでしょう?なにせ立場が立場です。マスコミに漏らせば大したことでもないのに大騒ぎになるに決まっています。

 世間を騒がせた結果どうなるか?まず相手の子どもとその親の立場は相当に辛いことになります。学習院をやめて公立小学校に転校する可能性も大です。マスコミに特定されて報道されたり、2ちゃんねるで住所氏名を晒されたりした時の被害ははかりしれません。

 それだけではなく、愛子さんも学校で微妙な立場になります。これまで普通の子として平等に扱われていたとしても、今後は必ず周りから距離を置かれてしまうことでしょう。「ご学友」は厳選されるだろうし、彼らも決して愛子さんに「乱暴」しないように親からも教師からも厳しく躾けられます。もちろん周りの監視の目も厳重を極めることでしょう。子どもですから、間違いなく萎縮してしまい誰も心を割って愛子さんと接してくれないかも知れません。

 マスコミに発表して大事にしてしまった以上、これらの影響は避けられません。本来なら大したことではないはずです。どこでもあるような子どものトラブルです。それが国家の一大事の如く報道されるメリットは一体どこにあるのか?デメリットしかないと思うのですが。宮内庁の真意がはかりかねます。



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