幹事クリタのコーカイ日誌2010

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2月26日 ● サックスのマウスピース&リガチャー選び。

 サックスを始めて7ヶ月と20日。遅々として上達せず本人的には情けない思いをしているのですが、それでも周りは「上達した」と誉めてくれます。そりゃゼロからのスタートですから下手にはなりようがないのですが、自分としては半年以上もやればもっと上手く吹けるようになるのではないかと思っていたのに、未だに人前で吹くなんてとんでもないというレベルです。

 しかし、サックスの先生から「そろそろマウスピースを変えた方が良いですよ」とのお達し。今は楽器に付属でついているヤマハの入門用マウスピースをそのまま使っていますが、これは音をただ出すだけなら簡単で良いけど、表現力が乏しく豊かな音が出せないそうで(そう言われてもいまひとつピンときませんが)、もう一段階上のレベルのマウスピースにした方が良いとのこと。

 で、ずっといくつか候補を挙げて貰って試奏をしてきたのですが、あれこれの中から最終的に残ったのがセルマーのソロイストC*と、マイヤーの5mm。どっちも吹きやすさでは同じくらいだったのですが、音色がソロイストの方が少しダークで、マイヤーが少し明るい感じ。ソロイストの方が低音が響く、迫力があるけど、高音はマイヤーの方が好みかも、という印象。もっとも技術的にはヘボなのに、音色なんて本当はちゃんとわかっていません。あくまでもなんとなくです。

 ブランドとしては「セルマー」の方がカッコイイ。けれども価格もマイヤーの5割増し。リガチャーも買いたいとか考えると、価格は重要なファクターです。悩んだ結果、最初のフィーリングが良かったマイヤーにしました。高いと言ってもテニスラケットに比べれば半額です。だったらあまり悩まずにフィーリングで選ぼうと思い直しました。

 次にリガチャーです。マウスピースにリードを固定するリガチャーのポイントは、最近流行という「逆締め」。見た目ですぐにわかる特徴なので(マウスピースは近づいて見せてもらわないと、どこのものかはわからない)、リガチャー買うなら何はなくとも「逆締め」でした。とにかくよくわからない以上は「カッコイイ」ことが第一です。こちらもセルマー、バンドレンも迷いましたが、デザインがきれいなハリソンA2GPに。切れやすいということで耐久性が不安ではありますが、見た目優先です。

 これまでヤマハの純正品で困っていたわけでもないのに、これだけの出費をしなければならないところが楽器の恐ろしさ。とは言え、テニスなら3万円のラケット、1万円のシューズを定期的に買い替えている上に、ストリングスの張り替えも必要だし、ウェアだって買っているし。それを思えば2〜3年は使えるサックスの小物なんて安いものです。さて、後はどんな音が鳴るのか。これは自分の腕も絡んでくるので難しいのですが、良い音に変わると良いなぁ。



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