幹事クリタのコーカイ日誌2009

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12月6日 ● 日本はいつだって「死の組」。

 サッカーW杯南アフリカ大会の抽選組み合わせが行われ、日本はオランダ、デンマーク、カメルーンとともにE組になりました。かなり厳しい組み合わせです。前回ドイツ大会に続いての1次リーグ敗退の可能性がかなり高くなったと言わざるを得ません。正直、3連敗しなければ御の字だろうというところです。

 オランダは9月に初対決して完敗しています。過去にW杯での優勝経験こそありませんが優勝を狙える強豪。デンマークも欧州予選を1位で通過してきましたし、カメルーンはアフリカ最強です。どの国も日本には「確実に1勝」と計算していることでしょう。と言うか、日本から勝ち点3を奪えなかった国が決勝トーナメント進出を断念することになりそうです。

 岡田監督は「あくまでも目標はベスト4」と強気の姿勢を崩していません。確かに指揮官が最初から負けることを前提に弱気な言葉を言っていては士気が下がるかも知れません。しかし、あまりにも現実離れしたことを言っていると、まるで戦前の軍部のように思えてきます。竹槍でB29相手に勝てるわけもないのですから、精神論だけでは「こいつ大丈夫か?」とかえって不安になろうというものです。

 現実的にはオランダに負けるのは仕方ないとしても、デンマークとカメルーンのどちらかに勝って、どちらかに引き分け。それで何とか2位に滑り込むのが精一杯でしょう。もっとも、ドイツ大会でも同じことを言っていながら惨敗を喫したんですけどね。

 目を他の組に転じれば、アジア勢は北朝鮮、韓国ともに日本同様厳しい組み合わせになりました。東アジア3ヶ国揃って3連敗ということもあり得ます。まあ弱いアジア勢にとっては、どう転んだってW杯はいつも「死の組」です。だブラジルとポルトガルが入ったG組が少々厳しそうではありますが、本来の「死の組」と言うほどのところは今回は見当たりません。F組のイタリアなど余裕でしょうね。シード国になれなかったフランスも開催国南アのA組に入って安泰。全体に強豪国が分散して順当に決勝トーナメントに出揃いそうな感じがします。


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