幹事クリタのコーカイ日誌2009

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11月20日 ● 他人の年齢を気にしないのは自分が年上だから。

 鳩山首相との会食以来、すっかり有名人のさとなおさんのブログに「年齢が当たらない」という話が書いてありました。年齢当てをやったらことごとく大外しをしたと。それは年下の人の年齢がわかりにくいからだと。さらに言えば、年齢を気にしないで友達付き合いをしているからだと。ネットに慣れると余計に年齢を意識することは無意味だと。

 まあ僕は彼とほぼ年齢が同じなので、言いたいことはよくわかりますし、言っていることもその通りだろうと思うのですが、最後に彼が「昨晩会っていた3人も、ボクだけ圧倒的に年上だったけど、話はとても盛り上がったので、やっぱり「友達」だと思う。まぁあっちがどう思っているかは別にして…。あ、急に不安になってきた。どう思ってるんだろう。単なる年上のオッサンだったりして!」と書いているように、僕も自分は友達だと思っている年下の相手が、向こうは単なる知り合いのオッサンだと思っているんじゃないかと不安になることがよくあります。

 自分の若い頃を思い出すと、その頃にもずっと年上の人と一緒に遊びに行ったり酒を飲んだりテニスをしたりしていました。しかし、その人たちを僕が「友達」だと思っていたかと聞かれると、うーん、と唸ってしまいます。年上の人を友達と思えるのはせいぜい4〜5才上くらいまで。10才違い、まして一回り以上年上の人は、いくら一緒に仲良く遊んでいても「友達」と呼んで良いのかどうか?ちょっと遠慮も入りますし気も遣います。それで「友達」かどうかは微妙なところです。

 さとなおさんが言うように、ネット上の関係なら年齢をかなり意識せずに過ごせますが、リアルに顔を合わせる相手だと、やはりどこかで相手を年上と思っていたら、こちらの言動にブレーキがかかります。年上の人間からしたら、年齢を気にしないで遠慮なく話してくれよ、と思うのですが、そう言われて「はいそうですか」とは年下の立場ではなかなかなりません。

 つまり他人の年齢を気にしない、と言えるのは、相手が年下だからこそです。上から見たら「みんな一緒」でも、下から見たら「いやいや」と首を横に振られてしまいます。そのあたりを自戒していないと、単なる痛いオジサンになってしまいそうです。