幹事クリタのコーカイ日誌2009

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4月20日 ● 名古屋市長選に期日前投票。

 32年振りに与野党相乗りが崩れて真っ向勝負になった名古屋市長選。久しぶりの白熱した選挙戦に地元ではかなり注目度も高く盛り上がっています。民主党推薦の河村たかしは知名度の高い土着ナゴヤン。いかにも庶民にアピールしそうな政策、ルックスと名古屋弁を武器に有利に選挙戦をリードしています。対する自公支持の細川昌彦は官僚出身で大学教授に転職したエリート。見た目もインテリで「東京っぽい」スマートな感じで河村たかしとは好対照です。

 この対決は単に名古屋のリーダーを決めるというだけではなく、近々行われるであろう総選挙にも大きな影響を及ぼすことは間違いありません。だからこそ与野党の大物がこぞって名古屋入りをして、候補へのテコ入れをはかっています。

 当初は知名度にまさる河村たかしが圧倒的に優勢でした。ところが小沢一郎問題以来、民主党にはアゲインストの風が吹き始めています。もともと河村の過激な市議への報酬カット案は、民主党の市議から猛反発を受けている上に、市職員へのコストカット案も民主党を支える労組からの受けが悪かったので、そこを突いて一気に細川が伸びてきた印象です。

 もっとも細川とてこのご時世に市議や市職員の待遇を維持するとはとても言えませんから、結局カットするというマニフェストはあまり大差ありません。細川の方がよりソフトになっている分、優柔不断にも見えるわけで、市民がどちらを支持するかはわからないと思います。

 こんな面白そうな市長選は最近なかったので、名古屋市民以外の人からも「投票に行きたい」という声を聞きます。市民ではないとしても、周辺市町村の人も名古屋市で勤務していたり、プライベートで名古屋市内によく遊びにきていたりするわけですから、関心が高いのも当然と言えば当然。むしろ市民なのに「投票なんか行ったこともないし興味もない」と言っている連中の社会参加意識の低さに悲しくなります。なにより、こんな注目度の高いイベントに乗ろうとしないなんて、もったいないじゃんと思うのですが。

 で、実は投票日の来週26日は僕はいろいろと予定が入っていて忙しいので、昨日区役所に行って期日前投票を済ませてきてしまいました。市長が変われば名古屋が変わる、名古屋が変わることで、この地域の活性化になれば良いのですが。さて、どうなることか。