幹事クリタのコーカイ日誌2008

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8月10日 ● 日本選手団はお祓いが必要。

 どうも最悪な立ち上がりとなってしまった北京の日本選手団。三宅宏美の重量挙げはメダルを期待されながら6位。男子柔道の平岡拓晃は初戦で敗退、そして金メダル確実と言われて3連覇を目指していた谷亮子までが準決勝で敗れて銅メダルに終わってしまいました。

 その他にも女子サッカーはアメリカに負けるし、体操男子は中国に大差をつけられるし、女子100mバタフライで中西悠子が予選落ちするしで、さっぱり気勢が上がりません。とどめはマラソンの野口みずきが日本に戻って入院していたそうで、出場できるかどうかも危ぶまれているとか。そんな状態では出場できたとしても多くは期待できないでしょう。

 前回のアテネ、前々回のシドニーでは初日に野村と谷が揃って金メダルを獲得し、日本選手団に弾みをつけました。今回は逆に盛り下がってばかりで、このままでは目標の「2桁金メダル」は遠のくばかりです。少なくとも谷と競泳の北島、レスリングの吉田の3個は金メダル確実と思われていただけに、実に不吉なスタートとなってしまいました。

 ところで谷亮子に関しては、優勝できなかったことは残念ですが、5大会連続で出場し必ずメダルを持って帰ったという意味では、やはり並みのアスリートではありません。今回負けたことでいよいよ引退して後進に道を譲ることになるのだろうと思いますが、日本のスポーツ史上に輝くスーパースターであることは間違いないのですから、銅メダルだと言ってもその功績を否定すべきではありません。まああのキャラクターですから敵も味方も多いのでいろいろ言われても仕方ないですけどね。