幹事クリタのコーカイ日誌2008

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7月11日 ● 宮崎マンゴーはウマイ、高い。

 高校時代の友人はいろいろな職業についていて、昨日書いたテレビ局のプロデューサーもいますが、八百屋の若旦那もいます。慶大を卒業して伊勢丹に入ったにも関わらず、結局家業を継いだこの八百屋、名古屋栄のど真ん中に昔から店を構えていて、繁華街の飲み屋に野菜やフルーツを配達しているので、八百屋と言っても高級食材をかなり扱っています。僕の会社からも近いので、時々会って話をしたりするのですが、先日友人のお見舞い用にフルーツを誂えてくれと頼んだら、宮崎マンゴーを安く譲ってくれました。

 宮崎マンゴーは東国原知事が宣伝に精を出すようになってから、一気に知名度が上がり人気を獲得しています。デパートで買えば1個1万円くらいする高級フルーツで、自分で食べるために買ったりするのは躊躇われる典型的な贈答用フルーツ。僕も未だに口にしたことがありません。

 八百屋によれば「宮崎マンゴーを食べたら他のマンゴーは食べられなくなる」ほどに美味だそうで、それを卸値で譲ってくれたので、僕も食べてしまいました。一口食べて「ああ、これは確かにウマイ!」と感嘆。味の濃厚さと甘さがたまりません。癖になりそうな味です。

 「名古屋じゃこんな高いフルーツは売れないので、ほとんど東京に出荷されてしまう」んだそうですが、彼の店は金払いの良い客が多いので、そこそこ売れるそうです。きっとホステスかキャバ嬢にでもプレゼントしようとするオヤジマネーのお陰でしょう。

 八百屋によれば「フルーツと花は知り合いから買え」だそうで、とにかくこの2つは利幅が大きいので、まともに市価で買うのはバカバカしい、知り合いから買えば相当に安上がりだとか。宮崎マンゴーを食べたければ彼から買えば市価の半分になるようです。もっとも1個1万円が5千円になったからと言っても、よく考えれば拳骨程度の大きさのフルーツが1個5千円もするのですから、やはり相当に高価であることは変わりません。普通じゃ買えないなぁ。