幹事クリタのコーカイ日誌2008

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4月11日 ● 我が家の財政状態はどんどん悪化している。

 日本の財政状態は極めて悪いと言われています。800兆円の赤字、歳入をはるかに上回る歳出。低金利で何とかごまかしごまかしここまできたけど、金利が上昇する近い将来、我が国の経済は破綻するのではないかと言う人もいます。

 似たようなことが我が家にも起きています。収入はもうこの数年ずっと上がっていません。むしろ今後は下がっていくことでしょう。それに比べて年々支出は増大する一方。以前は毎月の不足分をボーナスで補填することで何とかやりくりしていましたが、今やそんなレベルではなくなってきました。

 特にこの春からの固定費の増大は我ながら恐ろしいほどです。息子が大学に進学し、娘が塾に通い始め、2台目のクルマを購入しました。これだけで月々の支出の増加は軽く10数万円。大学8万、塾3万、クルマ維持費と駐車場代で4万円。いや、そりゃ普通に無理でしょう。

 その上、息子も娘も必要なお金がどんどん出ていきます。息子は大学生になったのでノートパソコンが必要になりました。中学生の頃から乗っている息子の自転車がとうとう壊れたので、新しい自転車を買うことになりました。娘は一番後ろの席になったために黒板の字が読めずメガネを新調しなければなりません。息子も自動車免許を取るためにはメガネを新調しなければなりません。お金くれ、お金くれと、毎日のように言われて、気付けば銀行口座の残高がなくなり、危うく住宅ローンの引き落としができないところでした。

 今はまだ変動型の住宅ローンも低金利なのでそれほど負担ではありませんが、これで金利が上昇したら最悪です。金利が上がっても株価が戻らなければ、僕の資産は減る一方。旅行に行くとかクルマを買い替えるとか贅沢言っている場合じゃないのです。なのに、先日クルマの修理にまたウン十万円かかると言われて、そのままにしておくと車検が通らないと脅されて、いよいよ買い替えるか、という瀬戸際に立たされてしまいました。

 今や我が家の繁栄は虚構のものになりつつあります。外から見ればそれなりに暮らしているように見えるでしょうが、内実は火の車です。きっと日本の繁栄も我が家と同じように砂上の楼閣なのかも知れません。 唯一日本と我が家が違うのは、4年経てば息子が働き出すはず、ということです。歳出は減り歳入が増えるのです。さらに4年経てば娘も働き始めます。8年後に我が家の構造改革は完成し、財務体質は改善される見込みです。

 さて、日本国にはそんな希望はあるのでしょうか?年寄りの年金からも金を搾り取るような政策しかもてない国に。