幹事クリタのコーカイ日誌2007

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9月9日 ● 阪神のメイクドラマ。

 巨人との首位決戦を阪神が連勝しついに首位に立ちました。最大で12ゲーム差あった首位との差をひっくりかえしたわけで、これは以前巨人が「メークドラマ」した時の11.5ゲーム差を上回っています。まさかここまで阪神が勝ち進むとは思いませんでした。

 いま阪神は破竹の9連勝中なのですが、その前に「死のロード」を勝ち越したことが大きかったと思います。毎年この時期に落ち込んで、9月に挽回するというのが阪神のパターンなのですが、8月に勝ち越せば当然9月は馬なりでも躍進できるわけです。

 そして夏場に阪神が勝ち進むことができたのは、なんと言っても中継ぎ投手陣の踏ん張りによります。もともと「JFK」と呼ばれる3枚ストッパーがいる上に、江草、ダーウィン、渡辺などの中継ぎ陣も好調で、先発投手は5回まで投げればOKという状態です。上原ひとりに頼る巨人や、岩瀬までどうつなぐかが課題の中日に比べて、阪神は試合序盤でリードさえすれば良いのですから楽です。

 クライマックスシリーズには、阪神、巨人、中日の3チームが進出するのは間違いないでしょうが、ここでも豊富な投手陣を誇る阪神が一番有利です。一発攻勢に頼る巨人や、福留を欠き攻撃力に劣る中日よりも、投打のバランスが取れていて経験も豊かな阪神が、日本シリーズに一番近いことでしょう。中日ファンとしては残念なことではありますが、福留がいない以上今年はきついです。