幹事クリタのコーカイ日誌2006 |
9月12日 ● 全米オープンテニス閉幕。 今年最後のグランドスラムである全米オープンテニスが終わりました。優勝は女子シングルスがシャラポワ、男子シングルスがフェデラー。順当と言えば順当でしょう。 男子のフェデラーはこれで3連覇。6大会連続でグランドスラムの決勝に進出し、負けたのは今年全仏だけ。フェデラーの「天才」ぶりは早くから注目されていましたが、ここまで順調にその力を発揮できるのは素晴らしいことです。 過去の偉大なチャンピオンであるサンプラスやボルグらを超えた感すらあります。今のフェデラーに匹敵するのはロッド・レーバーくらいでしょうか。むしろテニス界よりもゴルフのタイガー・ウッズと比べるべき存在です。この先の興味は全仏で「土の王者」ナダルを倒してグランドスラムを達成することができるかどうかだけです。 女子のシャラポワも見事な優勝でした。今年はモーレスモとエナンの2強時代という印象で、シャラポワは常にベスト4止まり。それが今大会では準決勝でモーレスモ、決勝でエナンを倒しての優勝ですから、まさに実力で勝ち取った真のチャンピオンです。 シャラポワの凄いところは、あのルックス、あの人気でありながら、常に闘争心をむき出しにしてアグレッシブに戦っているところです。よくそれだけのモチベーションを維持できるものだと感心してしまいます。楽な道に逃げないところが彼女のもっとも優れた資質でしょう。 今年はアメリカ勢が全く冴えない1年でしたが、その中で引退したアガシが死闘を繰り広げてファンを喜ばせたことと、ロディックが復活して準優勝したことが「さすが全米」という感じがしました。特にロディックはジミー・コナーズというビッグネームをコーチにつけたことが早速効果を表したようです。 トップ20に入れる選手は、名コーチが技術や戦術をきちんと教えれば作れるのでしょうが、チャンピオンを作れるのはチャンピオンだけ。ロディックのように技術と体力はナンバー1になれるものを持ちながら低迷している選手には、コナーズのようなコーチがチャンピオンとしての心構えを教えることが必要なのでしょう。来年のロディックの活躍が楽しみです。 |
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